FP2級の過去問
2022年5月
実技 問67
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問題
FP技能検定2級 2022年5月 実技 問67 (訂正依頼・報告はこちら)
建築基準法に従い、下記<資料>の甲土地に建物を建てる場合の建築面積の最高限度を計算した数値として、正しいものはどれか。なお、<資料>に記載のない条件については一切考慮しないこととする。
- 146.4(m2)
- 172.8(m2)
- 180.0(m2)
- 213.6(m2)
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は2です。
敷地面積×建ぺい率で、建築面積の最高限度を計算します。
<資料>によると、建物の敷地が接している道路の幅は2.8mです。
この道路のように、幅が4m以下の場合、建築基準法により2項道路ということになります。
2項道路に接している敷地は、道幅4mを確保するために道路の中心から2m後退する必要があります。
この敷地の境界線を後退させることを「セットバック」といいます。
●土地の奥行き
15m-(2mー1.4m)=14.4m
●土地の面積
20m×14.4m=288m2
●建築面積の最高限度
288×6/10=172.8m2
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02
2 .172.8(m2)が正です。
最大建築面積は、敷地面積×建蔽率で算出できます。
しかし、本問題は道路の反対側が宅地です。
2項道路のセットバックとして、道路の中心線から2m下がった線まで下がって建物をたてなくてはなりません。
よって、
{15mー(2m―1.4m)÷2}×20m×6/10=172.8m²
となります。
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03
建築面積の上限に関する問題です。
幅4m未満の道は、建築基準法第42条第2項の規定により2項道路とみなされます。
2項道路は防火等の面で十分な道幅を確保できていないため、中心線から2m後退させて4mの空間を確保しなければなりません。これをセットバックといいます。
また、セットバックする部分は、容積率や建ぺい率を算出する場合には、敷地面積から除外されるという特徴があります。
今回の場合、幅員2.8mなので、セットバックした場合の後進距離は、(4m-2.8m)÷2=0.6mとなり、敷地面積は20m×14.4m=288㎡となります。
建築面積=敷地面積×建蔽率で求めることができるので、288㎡×6/10=172.8㎡です。
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