FP2級の過去問
2022年5月
実技 問74
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問題
FP技能検定2級 2022年5月 実技 問74 (訂正依頼・報告はこちら)
下記<資料>に基づき、山根さんが契約している普通傷害保険について、FPの安藤さんの次の説明の空欄( ア )〜( エ )に入る適切な語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、他の保険金の支払い要件はすべて満たしているものとする。
・「山根さんが就寝中に発生した地震で、倒れてきたタンスの下敷きになり、腕を骨折して10日間病院に通院治療した場合、受け取れる保険金は( ア )です。」
・「山根さんが仕事中の事故でケガを負い、その日から20日間病院に入院した場合(手術は受けていない)、受け取れる保険金は( イ )です。」
・「山根さんが交通事故により傷害後遺障害第6級に該当した場合、受け取れる傷害後遺障害保険金は( ウ )です。」
・「山根さんの飼い犬が近所の子どもにかみついてケガをさせ、法律上の損害賠償責任を負った場合、その損害に対して支払われる保険金の限度額は( エ )です。」
・「山根さんが就寝中に発生した地震で、倒れてきたタンスの下敷きになり、腕を骨折して10日間病院に通院治療した場合、受け取れる保険金は( ア )です。」
・「山根さんが仕事中の事故でケガを負い、その日から20日間病院に入院した場合(手術は受けていない)、受け取れる保険金は( イ )です。」
・「山根さんが交通事故により傷害後遺障害第6級に該当した場合、受け取れる傷害後遺障害保険金は( ウ )です。」
・「山根さんの飼い犬が近所の子どもにかみついてケガをさせ、法律上の損害賠償責任を負った場合、その損害に対して支払われる保険金の限度額は( エ )です。」
- ア:2万円 イ:10万円 ウ:420万円 エ: 0円
- ア:4万円 イ: 5万円 ウ:590万円 エ: 0円
- ア:2万円 イ:10万円 ウ:500万円 エ:1億円
- ア:4万円 イ: 5万円 ウ:690万円 エ:1億円
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この過去問の解説 (3件)
01
損害保険による個人のリスク管理に関する問題です。
(ア)について
普通傷害保険は、ケガで入院したときや死亡したときなどに補償される保険で、地震や津波等によるケガは対象外ですが、今回は天災危険補償特約(地震・噴火・津波危険を補償)をつけているため、補償対象になります。
よって「傷害通院保険金日額」が1日につき2,000円支払われるため、10日間病院に通院治療した場合、2,000円×10日=20,000円を受け取ることができます。
(イ)について
普通傷害保険は、出張先(国外含む)等の、業務中のケガも補償対象です。
「傷害入院保険金日額」の対象となり、1日につき5,000円支払われるため、20日間病院に入院した場合、5,000円×20日=100,000円を受け取ることができます。
(ウ)について
普通傷害保険は、事故による障害を補償する保険なので、傷害後遺障害の等級ごとの保険金額表により5,000,000円を受け取ることができます。
(エ)について
個人賠償責任特約は、日常生活において、偶然な事故により法律上の損害賠償責任を負担することにより被った損害を補償する特約です。
一人が加入すれば家族も補償対象に入るので、飼い犬が他人にかみついてケガをさせた場合も補償の対象になります。限度額は資料にある通り1億円になります。
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02
正解は3です。
ア.2万円
腕を骨折して10日間病院に通院治療した場合は、傷害通院保険金の支払対象になります。
2,000円×10日=2万円
となります。
イ.10万円
仕事中の事故でケガを負い、その日から20日間病院に入院した場合(手術は受けていない)は、傷害入院保険金の支払対象になります。
50,000×20日=10万円
となります。
ウ.500万円
◆傷害後遺障害の等級ごとの保険金額表より
第6級の保険金は5,000,000円ということがわかります。
エ.1億円
賠償責任を負う事故は、個人賠償責任保険により備えることができます。
◆その他の補償より、1億円ということがわかります。
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03
正解は3です。
(ア)
天災危険担保特約が付いているので、地震による骨折も補償対象になります。
・傷害通院保険金日額:2,000円
・通院日数:10日間
2,000円×10日=20,000円
(イ)
・傷害入院保険金日額:5,000円
・入院日数:20日間
5,000円×20日=100,000円
(ウ)
傷害後遺障害の等級ごとの保険金額表より
傷害後遺障害第6級に該当:500万円
(エ)
飼い犬が近所の子どもにかみついてケガをさせ、法律上の損害賠償責任を負った場合、個人賠償責任保険で補償することができます。
支払限度額:(1事故)1億円
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