FP2級の過去問
2022年9月
学科 問28

シャープレシオの問題は計算させる問題が多いです。

しっかりと計算できるようにしておきましょう。

シャープレシオとは「投資の効率性を示す数値」です。

数値が大きいほど効率的と言えます。

＜シャープレシオの計算式＞

＝収益率ー無リスク資産の利子率　

　　　　標準偏差

これを使用してファンドAとファンドBのシャープレシオの値を計算します。

（ア）ファンドA

＝４．２％ー１％　

　　　４　　　　

＝０．８０

（イ）ファンドB

＝８．８％－１％　　　

　　１２．０％

＝０．６５

となります。

（ウ）そしてシャープレシオの値は大きいほど効率的なので、

ファンドAの方が効率的に運用できたということです。

シャープレシオとは、投資のリスク（価格変動）の大きさに比べてどれだけリターン（収益率）を得られるか、運用効率の高さを示します。

シャープレシオは、ファンドの平均リターンから無リスク資産のリターンを差し引き、ファンドのリスクを示す標準偏差で割って、求められる数値です。

・計算式にすると以下のようになります。

　シャープレシオ＝（実績収益率の平均値－無リスク金利）÷実績収益率の標準偏差

問題文のデータにおいて計算すると、ファンドAのシャープレシオは0.80、ファンドBのシャープレシオは0.65となり、ファンドAの方が効率的な運用であったと判断できます。

シャープレシオとは投資の効率性を示す指標で、数値が大きい程効率が良いことを示し、次の式で求めることができます

（ポートフォリオの収益率-無リスク資産の収益率）/ポートフォリオの標準偏差

（ア）0.80

設問より、

（4.2%-1.0%）/4.0%=0.80となります。

（イ）0.65

設問より。

（8.8%‐1.0%）/12.%=0.65となります。

（ウ）ファンドA

シャープレシオはその数値が大きいほうが効率が良いことを示しますので、ファンドAの方が数値が高いので効率が良いということになります。