FP2級の過去問
2022年9月
実技 問7
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問題
FP技能検定2級 2022年9月 実技 問7 (訂正依頼・報告はこちら)
建築基準法に従い、下記<資料>の土地に耐火建築物を建てる場合、建築面積の最高限度( ア )と延べ面積(床面積の合計)の最高限度( イ )の組み合わせとして、正しいものはどれか。
なお、<資料>に記載のない条件は一切考慮しないこと。
なお、<資料>に記載のない条件は一切考慮しないこと。
- ア:162m2 イ:1080m2
- ア:189m2 イ: 864m2
- ア:162m2 イ: 864m2
- ア:189m2 イ:1080m2
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この過去問の解説 (3件)
01
建蔽率や容積率を求める問題は頻出です。
必ず計算できるようにしておきましょう。
建蔽率には緩和が、容積率には制限があります。
2級受験の際は必要な知識になるので、これらも含めた計算が必要です。
(ア)
「建築面積」が出てきた場合、ほぼ建蔽率を使うと思っておきましょう。
建築面積の最高限度を求める式は以下の通りです。
敷地面積✕建蔽率
これに数字を当てはめることになりますが、この建物は「防火地域内」で「耐火建築物」と問題文と資料に書かれています。
そのため「10%の緩和」が適用されます。
よって、敷地面積は270㎡、建蔽率は資料の60%(=6/10)ではなく、緩和されて70%になります。
<建築面積の最高限度>
270㎡✕70%=189㎡
(イ)
「延べ床面積」が出てきた場合、ほぼ容積率を使うと覚えておきましょう。
延べ床面積の最高限度を求める式は以下の通りです。
敷地面積✕容積率
これに数字を当てはめることになりますが、この建物は前面道路の幅員が12m以内となっています。
そのため「制限」がかかり、以下の2つの計算から容積率の低い方が適用となります。
・指定容積率
資料に書かれている40/10のことで、400%となります。
・前面道路の幅✕法定乗数
前面道路の幅は資料より8m、法定乗数は資料から4/10と分かります。
この数字を計算式に当てはめると「8m✕0.4=3.2」、320%となります。
この場合、数値が小さい方である320%を使用します。
<延べ床面積の最高限度>
270m✕320%=864㎡
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02
「ア」の計算式は
資料に建蔽率 6/10 と防火地域内の耐火建築物に該当すため +10% となります。
よって
270㎡ × 70% = 189㎡
「イ」の計算式は
①都市計画の指定容積率
②前面道路の幅×法定乗数
(幅員が12m未満または、複数の道路に面している場合は最も広い道路となります)
①②のどちらか低い方が適用となります。
①都市計画の指定容積率
40/10 = 400㎡
②前面道路の幅×法定乗数
8m × 4/10 = 320㎡
上記から②の方が低くなります。
よって
270㎡ × 320% = 864㎡
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03
建築面積の最高限度 270×7/10=189
>防火地域の耐火建築物なので10%割増
延べ面積(床面積の合計)の最高限度 270×32/10=864
>全面道路が12m未満の場合は、幅員×法定条数と容積率を比較して、小さい方をとります。
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