FP2級の過去問
2022年9月
実技 問13

FP協会の実技では、損害保険は頻出です。

似た名称の補償がたくさんありますが、どの補償がどの事故の場合に適用になるのか、しっかり覚えておきましょう。

（ア）

不適切　×

この自動車保険は運転者の年齢条件があり、３５歳以上となっています。

そのため、陽平さんの長女は２１歳なので補償の対象外となります。

（イ）

不適切　×

落書きはノーカウント事故には該当しません。

ノーカウント事故とは、保険金が支払われる事由が起きても等級が下がらず、無事故扱いになります。

（ウ）

適切　〇

陽平さんの加入している自動車保険には人身傷害保険がついているため、陽平さんがケガをした場合は、過失割合にかかわらず陽平さんの損害に対して保険金を受け取ることが可能です。

人身傷害保険は自動車事故にあった人が死傷した場合に、自分の過失の有無・過失割合に関わらず、示談を待つことなく損害額の全額が保険金額の範囲内で支払わる保険です。

（エ）

適切　〇

陽平さんの自動車保険には任意保険であるファミリーバイク特約が付帯されているため、妻の運転により損害賠償責任を負った場合でも、補償の対象となります。

ファミリーバイク特約とは、本人・同居の家族などが原付自動車を運転して事故を起こし、損害賠償責任を負った場合に補償される特約です。

表を正しく読み取れるかがポイントです。

「ア」（誤り）運転者年齢条件が３５歳以上の為、２１歳長女は対象になりません。

「イ」（誤り）「ノーカウント事故」に該当しません。

落書きやいたずら、火災・爆発などの車両事故は１等級ダウンの事故となります。

「ウ」（正しい）記述通りです。

「エ」（正しい）記述通りです。