FP2級の過去問 2023年1月 学科 問21
この過去問の解説 (2件)
銀行等の金融機関で取り扱う預金商品についての知識は、頻出とまではいきませんが、比較的出題される傾向にあります。
最近ではネット銀行の人気もあるため、様々な角度からの出題に対応できるようにしておきましょう。
不適切
貯蓄預金は、定められた金額以上(基準残高)の預金があると、普通預金よりも金利が高くなる預金口座です。
入出金は自由ですが、自動受取口座や自動振替口座など、定期的に出し入れすることができないのが特徴です。
不適切
決済用預金は以下のような特徴があり、当座預金や無利息型普通預金がこれに該当します。
①無利息
②要求払い(いつでも払戻しを請求できること)
③決済サービスが利用できること(口座振替など)
当座預金・無利息型普通預金は、どちらも個人・法人ともに利用することができます。
適切
期日指定定期預金とは、預け入れ期間の後に満期日を任意で指定し、その満期日に預け入れ金額の一部または全部を受け取ることができる預金です。
預け入れ後は据置期間があり、その据置期間経過後から最長預入期日までの間で満期日を指定します。
不適切
オンライン上で入出金の明細や残高を確認するサービス(インターネットバンキング)は、ネット専業銀行だけでなく、店舗型の金融機関でも提供しています。
一般的な物では、ゆうちょ銀行のインターネットバンキングに「ゆうちょダイレクト」があります。
これはインターネット上で入出金の確認をしたり、ゆうちょ銀行同士や他金融機関への送金も可能です。
金融機関で取扱う預金商品には、関わりがないと聞きなれない商品がたくさんあります。
よく出題される論点はある程度決まっているので、最小限そこだけは押さえておきましょう。
不適切
貯蓄預金はお金の出し入れは自由ですが、自動支払い自動受取は利用できません。また、銀行で決められた金額以上残高がある場合は普通預金より金利が高くなります。
不適切
決済用預金(当座預金、無利息型普通預金)とは以下の要件を満たす預金です。
①口座振替等の決済サービスが利用できること
②預金者がいつでも払い戻し請求ができること
③利息がつかないこと
当座預金は手形や小切手の支払に使える預金であり、無利息型普通預金は利息がつかない預金です。どちらも法人個人が利用でき、預入全額が預金保険制度による保護対象となっています。
適切
期日指定定期預金は預入後に据置期間(1年)があり、その後満期日を指定することができます。最長預入日は据置期間経過後3年です。その3年間の間で預金者が満期日を決めることになります。
不適切
紙の通帳の代わりにオンライン上で入出金の明細や残高を確認できるサービスをインターネットバンキングと言います。ネット専業銀行のみではなく、従来の店舗型の金融機関でもインタネットバンキングは利用できます。
今回は貯蓄預金、決済用預金、期日指定定期預金、インターネットバンキングについて出題されました。比較的やさしい問題だったと思います。
それぞれの預金の名前から特徴がイメージしやすいのではないでしょうか。
インターネットバンキングについてはネット銀行や店舗型の金融機関でも主流になってきているので今後も多方面から出題されるでしょう。
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