FP2級の過去問
2023年9月
学科 問14
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問題
FP技能検定2級 2023年9月 学科 問14 (訂正依頼・報告はこちら)
総合福祉団体定期保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、契約者は法人であるものとする。
- 契約の締結には、被保険者になることについての加入予定者の同意が必要である。
- 保険期間は、1年から5年の範囲内で、被保険者ごとに設定することができる。
- 法人が負担した保険料は、その全額を損金の額に算入することができる。
- ヒューマン・ヴァリュー特約を付加した場合、当該特約の死亡保険金受取人は法人となる。
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この過去問の解説 (3件)
01
総合福祉団体定期保険は、企業や団体が従業員や役員のために加入する、福利厚生を目的とした保険商品です。
この保険は従業員の死亡や障害に備え、遺族補償や死亡退職金の財源を確保することを目的としています。
法人が契約者となり、従業員や役員が被保険者となるこの保険は、企業の福利厚生プランの一環として重要な役割を果たします。
この問題を通じて、総合福祉団体定期保険の特徴と一般的な商品性について解説します。
適切
総合福祉団体定期保険に加入する際、被保険者になる従業員や役員の同意が必要です。
これは、契約に関わるすべての人の権利を守り、透明性を確保するための措置です。
健康状態の告知も求められ、これにより保険会社はリスクを適切に評価できます。
不適切
総合福祉団体定期保険は毎年更新される1年単位の定期保険であり、保険期間を1年から5年の範囲で設定できるという記述は誤りです。
企業や団体は毎年、契約内容を見直し、必要に応じて更新することができます。
適切
法人が負担する総合福祉団体定期保険の保険料は、貯蓄性がない掛け捨て型の保険であるため、全額を損金として計上することができます。
これにより、企業は税務上のメリットを享受しつつ、従業員の福祉を向上させることが可能です。
適切
ヒューマン・ヴァリュー特約を付加することで、従業員が死亡または高度障害状態になった際に、法人が保険金を受け取ることができます。
これは、従業員の不在による経済的損失を補填し、代替人材の採用や育成にかかる費用をカバーするための重要な保障です。
総合福祉団体定期保険は、企業が従業員や役員の福利厚生と保護を強化するために設計された保険商品です。
契約の際には加入予定者の同意と告知が必要であり、保険期間は1年ごとに更新されます。
法人は支払った保険料を損金として算入でき、ヒューマン・ヴァリュー特約を通じて経済的損失の補償を受けることができます。
このような保険商品を通じて、企業は従業員の福祉を高めるとともに、経済的リスクから企業自身を守ることができます。
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02
総合福祉団体定期保険は、従業員等の遺族補償を目的とした定期保険です。また、契約者は法人、被保険者は役員・従業員です。
適切
被保険者になることの同意と告知が必要です。
不適切
総合福祉団体定期保険は、保険期間が1年の定期保険です。
適切
支払った保険料の全額は、損金に算入できます。
ヒューマン・ヴァリュー特約は、死亡した従業員等が生み出していた利益の喪失や、代替者の育成等に必要となる費用に備えるための特約です。そのため、死亡保険金受取人は法人となります。
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03
総合福祉団体定期保険は一般的に社員の福利厚生目的で加入することが多いです。
福利厚生ではありますが、加入に対する同意と健康状態の告知は必要です。
解説の冒頭に記載した通りです。
総合福祉団体定期保険は1年更新の定期保険です。
総合福祉団体定期保険は掛け捨ての保険です。
そのため、保険料全額を損金の額に算入することができます。
被保険者である役員や従業員が死亡等の事由が発生した際に、契約者である法人は代わりの人材の採用や育成が必要になります。
その際に発生する費用に備えるための特約が、ヒューマン・ヴァリュー特約です。
その為、特約の死亡保険金受取人は法人となります。
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