FP2級の過去問
2023年9月
実技 問7

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問題

FP技能検定2級 2023年9月 実技 問7 (訂正依頼・報告はこちら)

建築基準法に従い、下記<資料>の土地に耐火建築物を建てる場合、建築面積の最高限度(ア)と延べ面積(床面積の合計)の最高限度(イ)の組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、<資料>に記載のない条件については一切考慮しないものとする。
問題文の画像
  • (ア)72m2  (イ)288m2
  • (ア)72m2  (イ)480m2
  • (ア)84m2  (イ)288m2
  • (ア)84m2  (イ)480m2

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この過去問の解説 (3件)

01

建築面積の最高限度と延べ面積(床面積の合計)の最高限度を求める問題です。

(ア)

当土地は防火地域に指定されているため、指定建蔽率に10%が加算されます

建築面積の最高限度  120m2×(60%+10%)=84m2

(イ)

延べ面積(床面積の合計)の最高限度を求める際には、まず前面道路の幅員が何mかを確認します。

今回は、6mで12m未満であるため、以下①、②のうち小さい方の容積率を採用します。

(幅員が12m以上の場合は、指定容積率をそのまま使用します。)

①指定容積率 400%

②前面道路の幅員6m×法定乗数(住居系地域 4/10、その他 6/10)

 今回は第二種住居地域なので、4/10となり、6×4/10=2.4=240%

②の方が小さいので、容積率は240%で計算します。

延べ面積(床面積の合計)の最高限度 120m2×240%=288m2

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02

ポイントとしては、防火地域と前面道路の幅員に対する法定乗数についてです。

このことがわかっていないと答えに導けません。

選択肢1. (ア)72m2  (イ)288m2

誤りです。

選択肢2. (ア)72m2  (イ)480m2

誤りです。

選択肢3. (ア)84m2  (イ)288m2

正解です。まず、(ア)を求めるには、防火地域が関係します。

防火地域の場合、指定建蔽率が+10%加算されます。

よって、指定建蔽率が70%となり、建築面積の最高限度は、120m2×0.7=84m2となります。

また、(イ)を求めるには、前面道路の幅員に対する法定乗数4/10があるのでこれを式に使います。

最初に、市道幅員6mを使い、6m×4/10=2.4(240%)となります。

これが指定容積率と比べて少ない方を使い、延べ床面積を求めます。

120×2.4=288m2

となります。

選択肢4. (ア)84m2  (イ)480m2

誤りです。

まとめ

今回の問題のように、パターンが存在するためしっかりと覚えておくことが必要です。

あとは計算ミスさえしなければそこまで難しい問題ではありません。

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03

(ア)

建築面積の最高限度は、「敷地面積×建蔽率」で求められます。

防火地域内の耐火建築物なので、建蔽率は60+10=70%となります。

そのため、120 m2 × 70% = 84 m2

(イ)

建物の延べ面積の最高限度は、「敷地面積×容積率」で求められます。

今回は、敷地の前面道路の幅員が12m以下のため、次の2つのうち小さいほうが容積率となります。

・指定容積率(400%)

・前面道路の幅×法廷乗数(6m × 4/10 = 2.4 = 240%

そのため、120 m2 × 240% = 288 m2

参考になった数1