FP2級の過去問
2024年1月
実技 問3

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問題

FP技能検定2級 2024年1月 実技 問3 (訂正依頼・報告はこちら)

経済統計等に関する下表の空欄( ア )~( エ )にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
問題文の画像
  • ア:実質  イ:日本銀行  ウ:四半期ごとに  エ:景気動向指数
  • ア:名目  イ:金融庁   ウ:毎月      エ:景気動向指数
  • ア:実質  イ:財務省   ウ:半期ごとに   エ:業況判断指数・DI
  • ア:名目  イ:日本銀行  ウ:半期ごとに   エ:景気ウォッチャー調査

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この過去問の解説 (2件)

01

(ア)実質

国内総生産(GDP)には実質GDPと名目GDP(GDPを時価で評価したもの)があり、

名目GDPから物価変動の影響を除いたものが実質GDPになります。

 

(イ)日本銀行

マネーストック統計は日本銀行毎月発表します。

 

(ウ)四半期ごとに

日銀短観は日本銀行年4回(3月6月9月12月)調査・集計を行います。

4月7月10月12月に調査結果を公表しています。

 

(エ)景気動向指数

景気動向指数は内閣府毎月発表しており、

景気変動のテンポや大きさを把握する指標であるCI(コンポジット・インデックス)を中心に発表されています。

選択肢1. ア:実質  イ:日本銀行  ウ:四半期ごとに  エ:景気動向指数

適切な選択肢。

選択肢2. ア:名目  イ:金融庁   ウ:毎月      エ:景気動向指数

不適切な選択肢。

選択肢3. ア:実質  イ:財務省   ウ:半期ごとに   エ:業況判断指数・DI

不適切な選択肢。

選択肢4. ア:名目  イ:日本銀行  ウ:半期ごとに   エ:景気ウォッチャー調査

不適切な選択肢。

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02

経済や景気の指標については、今回のような出題のされ方は稀ですが、内容は頻出です。

それぞれの内容は、必ず覚えるべき内容なので、しっかりテキストなどで押さえておきましょう。

特に今回は表を見て比較して解答できるようになっているため、今までの文章問題で出題されるよりも、難易度は低くなっていると考えられます。

金融の分野が苦手な方でも、正解率が上がる出題方法なので、落とさないように、しっかり読んで解答しましょう。

 

ざっくりですが、経済に関するものは「内閣府」お金に関するものは「日銀」が発表してると覚えておきましょう。

少しでもイメージで覚えておくことは大切です。

 

 

(ア)

実質

 

国内総生産(GDP)とは、設問の中にあるように、一定期間中に国内で生み出された財およびサービスなどの付加価値の合計のことです。

そしてこのGDPには、名目GDPと実質GDPがあります。

名目GDPとは、単純に生産された数量に価格を掛け算したもののことです。

一方実質GDPとは、名目GDPから物価変動による価格の影響を差し引いて算出されたもののことを言います。

よって答えは実質となります。

 

名目GDPー物価変動の影響

 =実質GDP

 

 

(イ)

日本銀行

 

マネーストック統計とは、設問の中にあるように、民間の金融部門でないものが保有する通貨量の日本銀行残高を集計したものです。

これは政府や金融機関の保有する預金は含みません。

そしてこのマネーストック統計は日本銀行が毎月発表しています。

お金関係の発表なので、日銀と覚えておきましょう。

 

 

(ウ)

四半期ごと

 

全国企業短期経済観測調査(日銀短観)とは、設問の中にあるように、業種・規模別に分けた全国約1万社の企業を対象に、自社の経営環境などを問うアンケートのことです。

業況については「良い」「さほど良くない」「悪い」で回答され、「良いと回答した割合」から「悪いと回答した割合」を引き算した数値を「業況DI」と言います。

そしてこの日銀短観は、日本銀行が四半期ごとに調査をして、発表しています。

調査は3月、6月、9月、12月で、発表はその一か月後です。

 

 

(エ)

景気動向指数

 

景気動向指数とは、設問の中はCIの説明が多めですが、基本的には景気全体の動向を知るために、さまざまな景気指標を総合して判断されます。

その中でも現在は、景気変動の強弱やテンポをとらえ、景気の変化を見るCIを中心に発表されています。

一方景気の転換点、山と谷をとらえ、景気の方向性を見るDIという指標もあります。

CIとDIは必ず覚えておきましょう。

今回は設問の中に「CI」とあったので、景気動向指数と導き出せます。

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