2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級) 過去問
2024年1月
問83 (実技 問23)

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問題

2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)試験 2024年1月 問83(実技 問23) (訂正依頼・報告はこちら)

杉田家のキャッシュフロー表の空欄( イ )にあてはまる数値として、正しいものはどれか。なお、計算過程においては端数処理をせず計算し、計算結果については万円未満を四捨五入することとする。
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  • 729(万円)
  • 745(万円)
  • 780(万円)
  • 821(万円)

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この過去問の解説 (3件)

01

FP協会で受験される方であれば、超頻出問題です。

キャッシュフロー表のどこを抜かれてもしっかり答えられるようにしておきましょう。

金融資産残高は、キャッシュフロー表の中では、一番ややこしい計算問題です。

2段階の計算が必要なので、しっかり整理しながら解いていきましょう。

計算自体は難しくないので、どのような手順を踏むのかを覚えてしまえば、確実に得点源になります。

 

 

 

まずは、金融資産残高なので、一年間の収支を計算しなければなりません。

2年後の合計収入と合計支出の差額を求めます。

 

763万円ー823万円

 

▲60万円

 

キャッシュフロー表上では、2年後は60万円の赤字となります。

 

 

そして求めるのは金融資産残高です。

キャッシュフロー表を見ると、金融資産残高の変動率は1%となっています。

これは毎年金融資産残高が1%ずつ増えていくことを指します。

なので、1年前の金融資産残高から1%増えている状態になっていねければなりません。

 

781万円✕1%

 

7,888,100

 

 

最後に1年前から増やした金融資産残高と、2年後の収支を合算すれば、2年後の金融資産残高が計算できます。

 

7,888,100ー60万円

 

=7,288,100

 

万円未満を四捨五入なので、解答は以下の通りです。

 

729万円

 

 

 

金融資産残高の計算は、金融資産残高が変動するので変動率を使って増減分を計算することと、1年間の収支を2つ求めるということを覚えておきましょう。

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02

ライフプランニングと資金計画分野から、キャッシュフロー表の空欄の答えを算出する問題です。

キャッシュフロー表の計算問題でよく出題されるのは、変動率がある ①給与収入を問う問題 ②基本生活費を問う問題 ③金融資産残高を問う問題 です。違いを意識して解いてみましょう。

選択肢1. 729(万円)

適切

金融資産残高を計算する場合、注意すべきは「変動率(1%)は前年の金融資産残高に乗じる」という点です。

手順としては3つになります。

 

①前年の金融資産残高に変動率をかける

変動率1%ということは、「前年の金融資産残高から1%分増えた」と考えられます。計算式にすると

781万円×1.01=788.81万円

 

②該当年の資産上限額を計算する

763万円-823万円=-60万円

 

③合計する

①と②を合計します。計算式にすると

①+②=788.81万円+(-60万)=728.81万円≒729万円(万円未満四捨五入)

 

参考になった数0

03

n年後の金融資産残高の求め方は、

前年の金融資産残高×(1+変動率)n±年間収支となります。

 

設問より年間収支は、

763万円-823万円=▲60万円です。

また、前年の金融資産残高781万円、変動率1%ですので

781万円×(1+0.01)1-60万円=728.8≒729万円となります。

選択肢1. 729(万円)

適切な選択肢。

選択肢2. 745(万円)

不適切な選択肢。

選択肢3. 780(万円)

不適切な選択肢。

選択肢4. 821(万円)

不適切な選択肢。

参考になった数0