2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級) 過去問
2024年1月
問85 (実技 問25)
問題文
大津さんは、受け取った退職金1,300万円を老後の生活資金として将来使用する予定である。この金額を10年間、年利1.0%で複利運用する場合、10年後の合計額はいくらになるか。

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問題
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)試験 2024年1月 問85(実技 問25) (訂正依頼・報告はこちら)
大津さんは、受け取った退職金1,300万円を老後の生活資金として将来使用する予定である。この金額を10年間、年利1.0%で複利運用する場合、10年後の合計額はいくらになるか。

- 13,365,000(円)
- 14,365,000(円)
- 15,365,000(円)
- 16,365,000(円)
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この過去問の解説 (3件)
01
FP協会で受験を考えている方は、6つの係数の計算問題は頻出です。
毎問ほぼ必ず3問は出題されているので、覚えなければなりません。
資料を読み、どんな場合であれば、どんな係数を使用するのかを覚えておきましょう。
1300万円を年利1.0%で、10年間複利運用すると、将来いくらになるのかを計算するためには、「終価係数」を使用します。
キーワードは「複利」「一括」です。
「複利」のキーワードは、他にも年金終価係数や資本回収係数があります。
年金終価係数との違いは、終価係数だと一括でお金を入れる、年金終価係数だと積み立てがキーワードになります。
文章中に「一括」というキーワードがなくても、積み立てではなく一回だけお金を入れるという意味であれば、終価係数を使います。
資本回収係数との違いは、終価係数は将来増えたお金を計算しますが、資本回収係数は取り崩していくので将来に渡ってお金が減るイメージがあるということです。
この違いを頭に入れておきましょう。
キーワードを読み取り、どの係数を使うかが分かったら、資料の該当箇所を見ていきます。
終価係数の10年のところを見ると「1.105」となっています。
よって計算は以下の通りです。
1,300万円✕1,105
=14,365,000
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02
ライフプランニングと資金計画分野から、6つの係数を用いる計算問題です。係数早見表を使って計算する問題は必ずと言っていいほど出題されますので、落とさないように対策しましょう。実技試験だけでなく学科試験でも出題されますので、6つの係数とその役割は押さえておくべきです。しかしながら、どの係数を使用したらいいか分からなくなる場合もあると思います。
どの係数を使用するか、問題文から導き出すヒントを表にまとめました。ひとつの考え方として参考にしてみてください。
適切
冒頭解説の方法で解いてみましょう。
①計算式
まず、末文に注目します。本問は「10年後の合計額はいくらになるか」と将来の金額を問われていますので、使用するのは「終価係数」か「年金終価係数」のどちらかとなります。次に、問題文中に注目します。「退職金1,300万円」と一括で受け取っているので、「終価係数」を使用します。10年後なので、10年と終価係数が交わる数字を使って、計算を行います。
1,300万円×1.105=14,365,000円
②答え確認
時間があれば、確認を行うと間違いが減ります。
複利を計算するのは難しいので、本問の場合、「単利だったら」を考えるとよいでしょう。仮に単利だった場合の計算は下記のように考えられます。
1,300万円+(1,300万円×1%×10年)=1,300万円+130万円=14,300,000円
①で算出した数字と比べてみましょう。複利運用の①より単利運用の②の方が小さい数字になるはずです。
14,365,000円①>14,300,000円② よって、14,365,000円は妥当であると確認できます。
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03
「元本を複利で運用した時の一定期間後の金額」を求めたいので終価係数を用います。
設問より、年利1.0%で10年の終価係数は1.105ですので、
13,000,000円×1.105=14,365,000円となります。
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適切な選択肢。
不適切な選択肢。
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