2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級) 過去問
2024年1月
問87 (実技 問27)
問題文
香川さんは、子どもの大学進学資金として、10年後に300万円を用意しようと考えている。年利1.0%で複利運用しながら毎年年末に一定額を積み立てる場合、毎年いくらずつ積み立てればよいか。

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問題
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)試験 2024年1月 問87(実技 問27) (訂正依頼・報告はこちら)
香川さんは、子どもの大学進学資金として、10年後に300万円を用意しようと考えている。年利1.0%で複利運用しながら毎年年末に一定額を積み立てる場合、毎年いくらずつ積み立てればよいか。

- 108,000(円)
- 188,000(円)
- 208,000(円)
- 288,000(円)
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この過去問の解説 (3件)
01
FP協会で受験を考えている方は、6つの係数の計算問題は頻出です。
毎問ほぼ必ず3問は出題されているので、覚えなければなりません。
資料を読み、どんな場合であれば、どんな係数を使用するのかを覚えておきましょう。
年利1.0%で複利運用しながら10年後に300万円を準備するには、毎年いくら積み立てをするのかを計算するためには、「減債基金係数」を使用します。
キーワードは「複利」「積み立て」です。
今回の最大の特徴は、「積み立て」のキーワードです。
この「積み立て」のキーワードが出てくる係数は減債基金係数の他に、「年金終価係数」があります。
年金終価係数との違いは、減債基金係数は「いくら積み立てれば」将来欲しい金額になるのか、年金終価係数は「毎月一定額を積み立てると」将来いくらいになるのか、という箇所です。
減債基金係数は、目標額があって、それに向かっていくら積み立てが必要なのかが分かります。
年金終価係数は、毎月積み立てられる金額が決まっていて、この積み立てを続けると将来いくらになるのかを知りたいときにつかいます。
この違いを頭に入れておきましょう。
キーワードを読み取り、どの係数を使うかが分かったら、資料の該当箇所を見ていきます。
減債基金係数の10年のところを見ると「0.096」となっています。
よって計算は以下の通りです。
300万円✕0,096
=288,000
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02
ライフプランニングと資金計画分野から、6つの係数を用いる計算問題です。係数早見表を使って計算する問題は必ずと言っていいほど出題されますので、落とさないように対策しましょう。実技試験だけでなく学科試験でも出題されますので、6つの係数とその役割は押さえておくべきです。しかしながら、どの係数を使用したらいいか分からなくなる場合もあると思います。
どの係数を使用するか、問題文から導き出すヒントを表にまとめました。ひとつの考え方として参考にしてみてください。
適切
この問題も冒頭解説の方法で解いてみましょう。
①計算
末文は「毎年いくらずつ積み立てればよいか」となっているので、「減債基金係数」を使用します。10年と交わる数字「0.096」を300万円に掛けます。
3,000,000円×0.096=288,000円
②答え確認
①にて算出された答えが妥当なのか、確認していきます。まず、一旦複利を除外して考えましょう。単純に、300万円を10年で用意しようとしたら、毎年30万円の積み立てが必要です。計算式にすると下記の通りです。
300万円÷10年=30万円
複利を利用すると、この金額よりは少なくなるはずです。
300,000円(単利)>288,000円(複利)
であるので、288,000円は妥当だと考えられます。
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03
目標金額に達するための必要なつみたて金額を求めるには、減債基金係数を用います。
設問より、年利1.0%で10年の減債基金係数は0.096ですので、
3,000,000円×0.096=288,000円となります。
不適切な選択肢。
不適切な選択肢。
不適切な選択肢。
適切な選択肢。
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