2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級) 過去問
2024年5月
問9 (学科 問9)

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問題

2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)試験 2024年5月 問9(学科 問9) (訂正依頼・報告はこちら)

住宅ローンの一般的な特徴に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
  • 固定金利選択型の住宅ローンでは、一般に、固定金利期間終了後に適用される金利について、変動金利または固定金利のいずれかを選択することができる。
  • 住宅ローンの返済方式では、借入額や返済期間等の他の条件が同一であれば、元金均等返済方式よりも元利均等返済方式の方が総返済額は多い。
  • 住宅ローンの一部繰上げ返済では、繰上げ返済額や金利等の他の条件が同一であれば、毎回の返済額を変えずに返済期間を短縮する返済期間短縮型よりも返済期間を変えずに毎回の返済額を少なくする返済額軽減型の方が支払利息の軽減効果は大きい。
  • 住宅ローンの借換えに際して、現在借入れをしている金融機関の抵当権を抹消し、借換先の金融機関の抵当権を新たに設定する場合、登録免許税等の諸費用が必要となる。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題は人生の三大資金の一つ住宅資金に関係する問題です。それほど難しい問題

は出てこない問題ですので、内容を理解して点を取れるようにしておけると良いと思われ

ます。

特に住宅ローンの金利の種類とその違いや繰上返済のなどは内容をしっかりと理解して

おく必要があります。

選択肢1. 固定金利選択型の住宅ローンでは、一般に、固定金利期間終了後に適用される金利について、変動金利または固定金利のいずれかを選択することができる。

適切

住宅ローンの金利は下記の三種類の中から選択することが出来ます。

 

固定金利型

ローン利用時の金利が返済終了まで適用されます。

変動金利型

市場金利の変動に伴い半年ごとに金利が見直されます。ただし、金利見直しに伴って

返済額が変更されるのは5年ごとになります。

固定金利期間選択型

最初は固定金利ですが、一定期間後に固定金利か変動金利か選択することが出来ま

す。

 

そのため、この選択肢にある説明は適切です。

選択肢2. 住宅ローンの返済方式では、借入額や返済期間等の他の条件が同一であれば、元金均等返済方式よりも元利均等返済方式の方が総返済額は多い。

適切

住宅ローンの返済方法は二種類あります。

 

元利均等返済方式

最初の利息の返済割合が多いですが返済が進むにつれて元金の割合が多くなります。

返済額は毎月一定となります。

元金均等返済方式

住宅ローンの総返済額は元金均等返済方式の方が元金部分の減少が早いため、総返

済額が少なくなります。ただし、最初の住宅ローンの支払額が高くなるという点もあり

ます。

選択肢3. 住宅ローンの一部繰上げ返済では、繰上げ返済額や金利等の他の条件が同一であれば、毎回の返済額を変えずに返済期間を短縮する返済期間短縮型よりも返済期間を変えずに毎回の返済額を少なくする返済額軽減型の方が支払利息の軽減効果は大きい。

不適切

住宅ローンの返済期間中に、月の返済以外に一部または全額を返済することを

繰上返済と言います。繰上返済は下記の二種類があります。

 

期間短縮型

返済額を変更せずに返済期間を短縮できます。

返済額軽減型

返済期間を変更せずに毎月の返済額を軽減することが出来ます。

 

住宅ローンの利息は毎月の支払いがあることに対して発生します。そのため、

返済額を減らすよりも返済期間自体を減らしてしまった方が利息が発生せず、

利息の軽減効果につながります。

選択肢4. 住宅ローンの借換えに際して、現在借入れをしている金融機関の抵当権を抹消し、借換先の金融機関の抵当権を新たに設定する場合、登録免許税等の諸費用が必要となる。

適切

住宅ローンは借り換えることが可能です。

しかし、契約自体が借り換え先の金融機関との新規契約することになるためローン

手数料などの諸経費が必要となります。抵当権に係る諸経費の他にも事務手数料、

保証料、印紙代なども必要になります。

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