2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級) 過去問
2024年5月
問13 (学科 問13)

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問題

FP技能検定2級 2024年5月 問13(学科 問13) (訂正依頼・報告はこちら)

生命保険料控除に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、各選択肢において、ほかに必要とされる要件等はすべて満たしているものとする。
  • 養老保険の保険料は、一般の生命保険料控除の対象となる。
  • 少額短期保険の保険料は、その保険契約が被保険者の死亡時に死亡保険金が支払われるものである場合、一般の生命保険料控除の対象となる。
  • 終身保険の月払保険料のうち、2024年1月に払い込まれた2023年12月分の保険料は、2024年分の一般の生命保険料控除の対象となる。
  • 変額個人年金保険の保険料は、個人年金保険料控除の対象とはならず、一般の生命保険料控除の対象となる。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題は生命保険と税金の関係に関する内容です。

生命保険に関しては税金の控除、死亡保険金と課税の関係、

非課税となる保険金や給付金など税金と絡む内容の問題も出題されます。

他分野と横断的に学習すると、他分野の学習もより深まります。

選択肢1. 養老保険の保険料は、一般の生命保険料控除の対象となる。

適切

定期保険、終身保険、養老保険は一般の生命保険料控除に分類されます。

また、この3つの保険は旧制度(2011年以前)と新制度(2012年以後)の

どちらも一般の生命保険料控除に当たります。

選択肢2. 少額短期保険の保険料は、その保険契約が被保険者の死亡時に死亡保険金が支払われるものである場合、一般の生命保険料控除の対象となる。

不適切

少額短期保険は、保険金額が小学かつ短期間の保険です。

保険料を抑えられることや

持病等があっても加入できるなどのメリットがあります。

しかし、販売事業所が保険業法の定める保険会社ではなく、

少額短期保険業者が取り扱うため

生命保険料控除の対象外となります。

選択肢3. 終身保険の月払保険料のうち、2024年1月に払い込まれた2023年12月分の保険料は、2024年分の一般の生命保険料控除の対象となる。

適切

生命保険料控除は保険料を支払った年が控除対象となります。

本年中に前年支払った場合でも本年の保険料として扱われます。

選択肢では2023年12月分を2024年1月に支払っているため、

保険料控除を利用できるのは2024年となります。

選択肢4. 変額個人年金保険の保険料は、個人年金保険料控除の対象とはならず、一般の生命保険料控除の対象となる。

適切

変額個人年金保険は個人年金保険料控除ではなく

一般の生命保険料控除にあたります。

これは死亡給付金が増減するからです。

個人年金保険料控除の対象となるには

保険料の払込に応じて、死亡給付金が逓増する必要があります。

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