2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級) 過去問
2024年5月
問16 (学科 問16)

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問題

FP技能検定2級 2024年5月 問16(学科 問16) (訂正依頼・報告はこちら)

任意加入の自動車保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、記載のない事項については考慮しないものとする。
  • 記名被保険者が被保険自動車を運転中に、ハンドル操作を誤って車庫入れを誘導していた記名被保険者の配偶者に接触してケガをさせた場合、対人賠償保険の補償の対象となる。
  • 記名被保険者が被保険自動車を運転中に、ハンドル操作を誤って通行人が連れていたペットの犬に接触してケガをさせ、法律上の損害賠償責任を負った場合、対物賠償保険の補償の対象となる。
  • 記名被保険者が被保険自動車を運転中に、ハンドル操作を誤って衣料品販売店の店舗に衝突した場合、店舗の復旧期間中の休業損害は、対物賠償保険の補償の対象となる。
  • 豪雨による洪水で被保険自動車が水没して被った損害は、一般条件の車両保険の補償の対象となる。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題は損害保険の中でも頻出な自動車保険に関する内容です。

自動車保険には強制加入の自賠責保険と任意加入の民間保険があります。

特に任意加入の自動車保険は補償内容の範囲が広く、

保証の種類も様々なので共通する部分と

特徴的な部分を比較しながら覚えることがオススメです。

選択肢1. 記名被保険者が被保険自動車を運転中に、ハンドル操作を誤って車庫入れを誘導していた記名被保険者の配偶者に接触してケガをさせた場合、対人賠償保険の補償の対象となる。

不適切

対人賠償保険は他人を死傷させた場合、

自賠責保険の保険金額を超える部分の損害賠償の補償です。

ただし、任意自動車保険の対象は他人です。

被保険者の配偶者、子供、父母などは保証対象外となります。

選択肢2. 記名被保険者が被保険自動車を運転中に、ハンドル操作を誤って通行人が連れていたペットの犬に接触してケガをさせ、法律上の損害賠償責任を負った場合、対物賠償保険の補償の対象となる。

適切

対物賠償保険は他人の財物(ガードレールや自動車など)

を対象にした損害賠償が発生したときの補償です。

ペットは法律上、物として扱われるため自動車事故により

怪我を負わせてしまった場合は補償対象となります。

選択肢3. 記名被保険者が被保険自動車を運転中に、ハンドル操作を誤って衣料品販売店の店舗に衝突した場合、店舗の復旧期間中の休業損害は、対物賠償保険の補償の対象となる。

適切

対物賠償保険は他人の財物を破損させてしまい、

修理費用などの損害賠償が発生したときに補償されます。

また、直接的な物だけではなく休業損害や営業損失などの

間接的な被害への補償もされます。

選択肢4. 豪雨による洪水で被保険自動車が水没して被った損害は、一般条件の車両保険の補償の対象となる。

適切

車両保険は事故や自然災害などによる損害を被った場合に備える補償です。

車同士の接触、盗難、火災、自然災害(台風、竜巻、洪水など)

による損害を補償できます。

ただし、特約を付帯しない限り地震、噴火、津波による損害は補償されません。

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