2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級) 過去問
2024年9月
問10 (学科 問10)

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問題

2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)試験 2024年9月 問10(学科 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

キャッシュレス決済の一般的な特徴に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
  • クレジットカードは、原則として、カード会社が設定した利用枠(利用限度額)内で、商品やサービスを受け取った後に支払請求がされる後払いの決済手段である。
  • デビットカードは、商品やサービスの購入時に使用すると代金が原則として翌月に銀行口座から引き落とされ、残高不足になってもあらかじめ設定された一定額までは使用することができる後払いの決済手段である。
  • 交通系や流通系の電子マネーやプリペイドカードは、カードやスマートフォンに事前にチャージしておき、商品やサービスの購入時にチャージ額から支払う決済手段である。
  • スマートフォン決済のうち、二次元コードやバーコードを利用するコード決済は、支払いアプリをスマートフォンにインストールして銀行口座やクレジットカード等の情報を登録したうえで、店舗または自身のスマートフォン上の二次元コードやバーコードを読み取って支払う決済手段である。

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題は一般的なキャッシュレス決済について問われています。

 

選択肢1. クレジットカードは、原則として、カード会社が設定した利用枠(利用限度額)内で、商品やサービスを受け取った後に支払請求がされる後払いの決済手段である。

適切です。設問の通りです。
なお、支払い請求日はクレジットカード会社によって異なります。クレジットカードは支払方法が3種類あります。(①1回払い②分割払い③リボ払い)また、3回以上の分割払いリボ払いは手数料がかかりますので注意が必要です。
 

選択肢2. デビットカードは、商品やサービスの購入時に使用すると代金が原則として翌月に銀行口座から引き落とされ、残高不足になってもあらかじめ設定された一定額までは使用することができる後払いの決済手段である。

不適切です。

デビットカードは商品やサービスの購入時に使用すると代金が原則として即時に銀行口座から引き落とされる仕組みです。従ってデビットカードを設定している銀行口座が残高不足になると使用することができません。

 

選択肢3. 交通系や流通系の電子マネーやプリペイドカードは、カードやスマートフォンに事前にチャージしておき、商品やサービスの購入時にチャージ額から支払う決済手段である。

適切です。

設問の通りです。電子マネーとは現金の代わりに電子データとして支払う決済手段です。カードやスマートフォンに事前にチャージした金額を利用して買い物やサービスの支払いに使用します。電子マネーの種類は交通系電子マネー、流通系電子マネー、クレジットカード系電子マネー、QRコード系電子マネー等といったように様々な種類があります。

選択肢4. スマートフォン決済のうち、二次元コードやバーコードを利用するコード決済は、支払いアプリをスマートフォンにインストールして銀行口座やクレジットカード等の情報を登録したうえで、店舗または自身のスマートフォン上の二次元コードやバーコードを読み取って支払う決済手段である。

適切です。

設問の通りです。スマートフォン決済というのはスマートフォンを用いた決済方法のことです。二次元コードやバーコードを利用する決済は事前に支払アプリを登録し銀行やクレジットカードなどの情報を登録し利用が可能です。

 

まとめ

キャッシュレス決済はコロナ渦をきっかけに大幅に利用者が増加し、今は主流に決済方法になっています。FPの立場としてキャッシュレス決済の一般的な知識は押さえておきましょう。

参考になった数1

02

この問題は、キャッシュレスに関する記述のうち、不適切な文章を選択します。各決済手段の機能について把握しておく必要があります。

選択肢1. クレジットカードは、原則として、カード会社が設定した利用枠(利用限度額)内で、商品やサービスを受け取った後に支払請求がされる後払いの決済手段である。

適切です。

クレジットカードは利用枠内で商品やサービスなどを購入した後、1か月分をまとめて後日支払い請求が行われる後払い方式の決済手段です。支払方法は一回払い、分割払い、リボ払いなどがありますが、3回目以上の分割払いやリボ払いになると利息や手数料がかかってくるため注意が必要です。

選択肢2. デビットカードは、商品やサービスの購入時に使用すると代金が原則として翌月に銀行口座から引き落とされ、残高不足になってもあらかじめ設定された一定額までは使用することができる後払いの決済手段である。

不適切です。

デビットカードを使い、商品やサービスなどを購入すると即時、登録の銀行口座から代金を引き落とされる決済手段です。銀行口座の残高を超える商品・サービス決済はできないようになっています。

 

選択肢3. 交通系や流通系の電子マネーやプリペイドカードは、カードやスマートフォンに事前にチャージしておき、商品やサービスの購入時にチャージ額から支払う決済手段である。

適切です。

電子マネーやプリペイドカードは前もってお金をチャージしておいたスマートフォンやカードを用意し、商品・サービスなどの購入時に店頭の読み取り端末にかざすことで支払う決済手段です。チャージ額以上の商品・サービスの購入はできません。

選択肢4. スマートフォン決済のうち、二次元コードやバーコードを利用するコード決済は、支払いアプリをスマートフォンにインストールして銀行口座やクレジットカード等の情報を登録したうえで、店舗または自身のスマートフォン上の二次元コードやバーコードを読み取って支払う決済手段である。

適切です。

コード決済は支払いアプリをスマートフォンにインストールし、銀行口座やクレジットカード等の情報を登録します。商品・サービスなどを購入する際は、支払いアプリ上の二次元コードやバーコードを介して支払う決済手段となります。

まとめ

キャッシュレス決済は今や、一般的な決済方法のひとつといえます。

FPの試験でも、キャッシュレス決済の仕組みについて問われることがあるため各決済手段を覚えておきましょう。

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03

主要なキャッシュレス決済について、概要を理解すれば、解ける問題となっています。

選択肢1. クレジットカードは、原則として、カード会社が設定した利用枠(利用限度額)内で、商品やサービスを受け取った後に支払請求がされる後払いの決済手段である。

適切です。

クレジットカードは、商品を購入後、翌月に支払請求される、後払いの決済手段です。

 

カード会社が利用枠(利用限度額)を定めており、これを超える利用はできません

 

利用枠(利用限度額)は、利用者の職業や年収、信用情報をもとに決定されます

選択肢2. デビットカードは、商品やサービスの購入時に使用すると代金が原則として翌月に銀行口座から引き落とされ、残高不足になってもあらかじめ設定された一定額までは使用することができる後払いの決済手段である。

不適切です。

デビットカードは、商品を購入すると即時に代金が引き落とされる決済手段です。

 

そのため、登録した銀行口座の残高を超える決済はできません

 

クレジットカードと異なり、残高以上に支払ってしまうリスクがありません

選択肢3. 交通系や流通系の電子マネーやプリペイドカードは、カードやスマートフォンに事前にチャージしておき、商品やサービスの購入時にチャージ額から支払う決済手段である。

適切です。

電子マネーやプリペイドカードは、あらかじめチャージした金額の範囲内で、支払いする決済手段です。

 

クレジットカードと異なり、未成年でも利用可能で、残高以上に支払ってしまうリスクがありません。

選択肢4. スマートフォン決済のうち、二次元コードやバーコードを利用するコード決済は、支払いアプリをスマートフォンにインストールして銀行口座やクレジットカード等の情報を登録したうえで、店舗または自身のスマートフォン上の二次元コードやバーコードを読み取って支払う決済手段である。

適切です。

コード決済は、スマートフォンで表示したQRコードを読み取ることで、支払いする決済手段です。

 

あらかじめ、銀行口座やクレジットカード等の情報を登録する必要があります。

まとめ

キャッシュレス決済は種類が多く、利用経験のない方にとっては混乱しやすいサービスです。

 

顧客や自身にあった方法を選べるよう、各決済手段の特徴を理解しておきましよう。

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