2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級) 過去問
2024年9月
問90 (実技 問30)

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問題

2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)試験 2024年9月 問90(実技 問30) (訂正依頼・報告はこちら)

亜紀さんは個人向け国債(変動10年)の購入を検討しており、FPの加瀬さんに質問をした。個人向け国債(変動10年)に関する加瀬さんの次の説明のうち、最も不適切なものはどれか。
問題文の画像
  • 「適用利率は、実勢金利の動きに応じて、1年ごとに見直されます。」
  • 「適用利率には、年率0.05%の下限が設けられています。」
  • 「発行から1年経過すれば、原則として、いつでも一部または全部を中途換金することができます。」
  • 「中途換金する場合の換金額は、原則として、額面金額と経過利子相当額の合計額から中途換金調整額が差し引かれますが、中途換金調整額は直前2回分の各利子(税引前)相当額を基に算出されます。」

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この過去問の解説 (1件)

01

個人向け国債とは、個人で購入できる国が発行している債券のことです。

日本の個人向け国債には、下記の三種類があります。

「変動10」→変動金利型で10年満期

「固定5」→固定金利型で5年満期

「固定3」→固定金利型で3年満期

(財務省HP個人向け国債より)

選択肢1. 「適用利率は、実勢金利の動きに応じて、1年ごとに見直されます。」

不適切

個人向け国債(変動10年)の適用利率は、半年ごとに見直されます。「1年ごと」としている本選択肢は間違いです。

選択肢2. 「適用利率には、年率0.05%の下限が設けられています。」

適切

本選択肢の通りです。

どの種類でも、金利下限0.05%(年利)の保証されています。

選択肢3. 「発行から1年経過すれば、原則として、いつでも一部または全部を中途換金することができます。」

適切

本選択肢の通りです。

発行開始後1年経過した後、1万円から換金可能です。

選択肢4. 「中途換金する場合の換金額は、原則として、額面金額と経過利子相当額の合計額から中途換金調整額が差し引かれますが、中途換金調整額は直前2回分の各利子(税引前)相当額を基に算出されます。」

適切

本選択肢の通りです。

途中換金調整金とは、個人向け国債を途中解約したときに発生する調整金(手数料)のことです。

この調整金は、「直前2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685(20.315%税金差引後)」を引いて計算されます。(2025年3月現在、財務省HP個人向け国債より)よって、「直前2回分の各利子(税引前)相当額を基に算出されます」としている本選択肢は、正しいです。

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