2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級) 過去問
2024年9月
問98 (実技 問38)

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問題

2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)試験 2024年9月 問98(実技 問38) (訂正依頼・報告はこちら)

<設例>

裕介さんの2023年分の所得等の明細は下記<資料>のとおりである。下記<資料>に基づく<確定申告書>の空欄(ア)にあてはまる数値として、正しいものはどれか。なお、裕介さんには下記以外に申告すべき所得はないものとし、記載のない事項は一切考慮しないものとする。また、問題作成の都合上、一部を「***」にしてある。
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この過去問の解説 (3件)

01

確定申告書における総所得金額を求める問題です。

選択肢1. 7440000

資料から、事業所得・不動産所得・雑所得・一時所得のそれぞれの所得金額を読み取り、合計することで求められます。

<事業所得の所得金額>

 資料の通り、620万円

<不動産所得の所得金額>

 資料の通り、80万円

<雑所得の所得金額>

 収入金額から必要経費を差し引くことで求められます。

 150万円(収入金額)-146万円(必要経費)=4万円

<一時所得>

 収入金額から必要経費と特別控除額(一律50万円)を差し引いた金額に、2分の1を乗じて求められます。

 (220万円(収入金額)-90万円(必要経費)-50万円(特別控除額))×2分の1=80万円×2分の1=40万円

 

それぞれを足すと、620万円+80万円+4万円+40万円=744万円となり、選択肢1:7440000円が正答となります。

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02

この問題では、総所得金額の求め方について問われています。

各所得の求め方を誤らないようにしましょう。

選択肢1. 7440000

適切です。

計算方法は次の通りです。

 

①総所得金額に含める額を求める

1)事業所得と不動産所得は、

資料〈確定申告書〉に記載があるため、そのまま使用します。

 

2)雑所得は、

収入金額から必要経費を差し引きます。

150万円(収入)-146万円(経費)=4万円

 

3)一時所得は、

収入金額から必要経費と特別控除額を差し引きます。

特別控除額は、一律50万円です。

220万円(収入)-90万円(経費)-50万円(控除)

80万円(所得控除額)

 

次に、求めた数値を2で割ります。

80万円÷2=40万円

 

②総所得金額の合計を求める

620万円(事業)+80万円(不動産)+4万円(雑)+40万円(一時)

744万円

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03

確定申告書における総所得金額の合計を計算する問題です。

本問における(ア)の数値は、<資料>により雑所得と一時所得を計算し、<確定申告書>によりすべてを合計することにより算出されます。

雑所得と一時所得の計算方法は、下記の通りです。

雑所得(その他)→収入額-必要経費

一時所得→収入金額-必要経費等ー特別控除(50万円)

 

選択肢1. 7440000

裕介さんの所得は、「事業所得」「不動産所得」「雑所得」「一時所得」の4つです。

確定申告書に数字が明記されていない「雑所得」(⑨=⑩)と「一時所得」(⑪)を、上記解説の式に当てはめて計算していきます。

 

雑所得

外貨預金での所得になりますので、その他の雑所得に分類されます。

収入金額ー必要経費=150万円-146万円=40,000円

 

一時所得

収入金額ー必要経費ー50万円=220万-90万-50万=80万円

一時所得は、一時所得金額を2で割った額を他の所得金額と合計して総所得金額を求めるので

⑪=80万÷2=400,000円

 

よって(ア)の数値は

①+③+⑩+⑪=6,200,000+800,000+40,000+400,000=7,440,000(円)となり、本選択肢が正解となります。

 

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