2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級) 過去問
2025年1月
問85 (実技 問25)

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問題

2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)試験 2025年1月 問85(実技 問25) (訂正依頼・報告はこちら)

貴浩さんは、住宅の購入を検討しており、住宅ローンの繰上げ返済についてFPの香川さんに質問をした。下記<資料>を使用した香川さんの説明の空欄(ア)~(ウ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。

<香川さんの説明>
「住宅ローンの返済方法は、『元利均等返済』と『元金均等返済』の2種類があり、<資料>は元利均等返済による住宅ローンの償還予定表の抜粋です。なお、繰上げ返済を行う場合の方法としては、『期間短縮型』と『返済額軽減型』があり、利息軽減効果が大きいのは( ア )で、返済回数140回の返済時に繰上げ返済をする場合の資金は( イ )の返済に充てられます。また、住宅ローンの繰上げ返済を行った結果、当初の住宅ローン契約による最初の返済月から繰上げ返済後の最終の返済月までの期間が( ウ )未満となった場合、繰上げ返済後は住宅借入金等特別控除(住宅ローン控除)の適用を受けることができなくなります。」
問題文の画像
  • (ア)期間短縮型  (イ)元金  (ウ)10年
  • (ア)期間短縮型  (イ)元金と利息  (ウ)13年
  • (ア)返済額軽減型  (イ)元金  (ウ)13年
  • (ア)返済額軽減型  (イ)元金と利息  (ウ)10年

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この過去問の解説 (3件)

01

【回答】

(ア)期間短縮型

期間短縮型と返済額軽減型だと利息軽減効果が大きいのは期間短縮型です。

(イ)元金

繰上げ返済をする場合の資金は元金の返済に充てられます。

(ウ)10年

住宅借入金等特別控除の適用はローンの返済期間が10年以上と決まっています。

従って、繰り上げ返済などをして返済期間が10年未満になると住宅借入金等特別控除の適用を受けることができません。

選択肢1. (ア)期間短縮型  (イ)元金  (ウ)10年

適切な組み合わせです。

冒頭の解説をご参照ください。

選択肢2. (ア)期間短縮型  (イ)元金と利息  (ウ)13年

不適切な組み合わせです。

冒頭の解説をご参照ください。

選択肢3. (ア)返済額軽減型  (イ)元金  (ウ)13年

不適切な組み合わせです。

冒頭の解説をご参照ください。

選択肢4. (ア)返済額軽減型  (イ)元金と利息  (ウ)10年

不適切な組み合わせです。

冒頭の解説をご参照ください。

まとめ

住宅ローン返済の繰り上げ返済については頻出されますのでポイントを押さえておきましょう。

参考になった数1

02

住宅ローンに関する問題です。

選択肢1. (ア)期間短縮型  (イ)元金  (ウ)10年

(ア)期間短縮型

 利息軽減効果が高いのは、返済期間を短縮する期間短縮型です。

 

(イ)元金

 繰上げ返済をする場合の資金は元金の返済に充てられます。

 

(ウ)10年

 繰上げ返済により返済期間が10年未満となった場合、住宅ローン控除が受けられなくなります

 

よって、選択肢1が正答となります。

参考になった数0

03

ライフプランニング分野から、住宅ローンに関する問題です。

選択肢1. (ア)期間短縮型  (イ)元金  (ウ)10年

適切

(ア)期間短縮型

住宅ローンの繰り上げ返済の方法としては期間短縮型返済額軽減型があります。期間短縮型とは返済期間を短縮する返済方法であり、返済額軽減型は毎月の返済額を減額する返済方法となります。利息軽減効果が高いのは、期間短縮型です。

 

(イ)元金

繰り上げ返済金は、元金の返済に充てられます。繰り上げ返済した分だけ元金が減少し、その減少後の元金に適用金利を乗じて、再度利息が算出されます。

 

(ウ)10年

繰り上げ返済した結果、償還期間が短くなった場合でも、その期間が10年以上であれば住宅ローン控除を受けることはできます。ただし、10年未満になると住宅ローン控除の適用を受けられません。

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