2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級) 過去問
2025年5月(CBT)
問7 (学科 問7)

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問題

2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)試験 2025年5月(CBT) 問7(学科 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

国民年金基金に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
  • 国民年金基金には、国民年金の第1号被保険者および第3号被保険者と、日本国内に住所を有する60歳以上65歳未満の国民年金の任意加入被保険者が加入することができる。
  • 国民年金基金の加入員は、厚生年金保険の被保険者になるなどの所定の事由に該当したときに加入員の資格を喪失するが、自己の都合で任意に脱退することはできない。
  • 国民年金基金への加入は口数制となっており、1口目は2種類の終身年金のなかから選択し、2口目以降は5種類の確定年金のなかから選択する。
  • 国民年金基金の給付には、老齢年金、障害年金、遺族一時金がある。

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題では、国民年金基金における

加入条件、任意脱退、給付型の選択、障害年金」について問われています。

選択肢1. 国民年金基金には、国民年金の第1号被保険者および第3号被保険者と、日本国内に住所を有する60歳以上65歳未満の国民年金の任意加入被保険者が加入することができる。

不適切です。

国民年金基金の加入対象は、以下の通りです。

第1号被保険者

・60〜65歳未満で海外居住している国民年金の任意加入被保険者

 

したがって、第3号被保険者は加入できません。

選択肢2. 国民年金基金の加入員は、厚生年金保険の被保険者になるなどの所定の事由に該当したときに加入員の資格を喪失するが、自己の都合で任意に脱退することはできない。

適切です。

国民年金基金の加入員は、任意脱退ができません

 

厚生年金に加入した場合は、強制的に資格喪失します。

選択肢3. 国民年金基金への加入は口数制となっており、1口目は2種類の終身年金のなかから選択し、2口目以降は5種類の確定年金のなかから選択する。

不適切です。

国民年金基金の給付型には、

終身年金(2種類)と確定年金(5種類)があります。

 

1口目は、終身年金(2種類)の中から選択します。

2口目以降は、終身年金(2種類)と確定年金(5種類)の中から選択します。

選択肢4. 国民年金基金の給付には、老齢年金、障害年金、遺族一時金がある。

不適切です。

国民年金基金の給付には、老齢年金」と「遺族一時金」があります。

 

公的年金のような障害年金はありません。

 

 

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02

ライフプランニング分野から、国民年金基金に関する問題です。
国民年金基金とは、厚生年金がない第1号被保険者(自営業など)のための、国民年金上乗せ制度です。
同じ上乗せ制度である付加年金との併用はできません

選択肢1. 国民年金基金には、国民年金の第1号被保険者および第3号被保険者と、日本国内に住所を有する60歳以上65歳未満の国民年金の任意加入被保険者が加入することができる。

不適切
国民年金基金に加入することができる対象者は下記の通りです。
第1号被保険者
任意加入被保険者
 ・国内に住所を有する60歳以上65歳未満の者
 ・海外に住所を有する20歳以上65歳未満の者(日本国籍)

第3号被保険者は加入できません。

選択肢2. 国民年金基金の加入員は、厚生年金保険の被保険者になるなどの所定の事由に該当したときに加入員の資格を喪失するが、自己の都合で任意に脱退することはできない。

適切
国民年金基金に加入した後、任意に脱退することはできません。法律で定められた事由に該当したときや第1号被保険者でなくなったときに脱退となります。

選択肢3. 国民年金基金への加入は口数制となっており、1口目は2種類の終身年金のなかから選択し、2口目以降は5種類の確定年金のなかから選択する。

不適切

国民年金基金への加入は口数制で、"年金額"や"給付の型"は自分で選ぶことができます。
1口目は「終身年金のA型もしくはB型」から選択し、2口目以降は「終身年金(A型・B型)と確定年金(Ⅰ型・Ⅱ型・Ⅲ型・Ⅳ型・Ⅴ型)」のなかから選択します。
 

選択肢4. 国民年金基金の給付には、老齢年金、障害年金、遺族一時金がある。

不適切
国民年金基金の給付は、老齢年金遺族一時金です。障害給付がない点は注意が必要です。

 

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