2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級) 過去問
2025年5月(CBT)
問10 (学科 問10)

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問題

2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)試験 2025年5月(CBT) 問10(学科 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

下記の〈X社の貸借対照表〉に基づく財務分析に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、X社の当期純利益は800百万円である。
問題文の画像
  • X社の自己資本比率は、80%である。
  • X社の流動比率は、800%である。
  • X社の固定長期適合率は、50%である。
  • X社の自己資本当期純利益率は、5%である。

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題では、財務分析に必要な計算について問われています。

選択肢1. X社の自己資本比率は、80%である。

適切です。

自己資本比率は、総資本に対する自己資本の割合を示します。

 

自己資本比率=自己資本(純資産)÷総資本(資産合計)×100

 

表の数値を当てはめて計算します。

16,000​円÷20,000円×100=80%

選択肢2. X社の流動比率は、800%である。

適切です。

流動比率は、流動資産に対する流動負債の割合を示します。

(流動資産とは、1年以内に現金化できる資産を指します)

 

流動比率=流動資産合計÷流動負債​合計×100

 

表の数値を当てはめて計算します。

12,000​円÷1,500円×100=800%

選択肢3. X社の固定長期適合率は、50%である。

不適切です。

固定長期適合率は、自己資本と固定負債に対する固定資産の割合を示します。

(固定資産とは、1年以上にわたって使用する資産を指します)

 

固定長期適合率 =固定資産÷(自己資本+固定負債)​×100

 

表の数値を当てはめて計算します。

8,000円÷(16,000円+2,500円)​×100≒43.2%

選択肢4. X社の自己資本当期純利益率は、5%である。

適切です。

自己資本当期純利益は、自己資本(純資産)に対する当期純利益の割合を示します。

 

自己資本当期純利益​=当期純利益÷自己資本(純資産)×100

 

表の数値を当てはめて計算します。

800円÷16,000円​×100=5%

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02

ライフプランニング分野から、貸借対照表に関する問題です。
貸借対照表とは財務諸表の一つで、決算時点の企業の財政状況を示す表です。

選択肢1. X社の自己資本比率は、80%である。

適切
自己資本比率とは、資産に対する自己資本(純資産)の割合です。
よって、
自己資本比率
自己資本(純資産)÷資産×100
=16,000÷20,000
80%

選択肢2. X社の流動比率は、800%である。

適切
流動比率とは、短期的な支払能力を表す比率です。
流動比率
流動資産÷流動負債×100
=12,000÷1,500×100
800%
 

選択肢3. X社の固定長期適合率は、50%である。

不適切
固定長期適合率とは、固定資産が、自己資本と固定負債の合計額に対して占める割合をいいます。
固定長期適合率
固定資産÷(自己資本+固定負債)×100
=8,000÷(16,000+2,500)×100
=8,000÷18,500×100
43%
 

選択肢4. X社の自己資本当期純利益率は、5%である。

適切
自己資本当期純利益率(ROE)とは、自己資本(純資産)に対する利益(当期純利益)を示します。
自己資本当期純利益率(ROE)
当期純利益÷自己資本(純資産)×100
=800÷16,000×100
5%
 

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