2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級) 過去問
2025年5月(CBT)
問12 (学科 問12)

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問題

2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)試験 2025年5月(CBT) 問12(学科 問12) (訂正依頼・報告はこちら)

生命保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、記載のない特約については考慮しないものとする。
  • 逓減定期保険は、保険期間の経過に伴って所定の割合で保険料が逓減するが、保険金額は一定である。
  • 収入保障保険の死亡保険金を一時金で受け取る場合の受取額は、年金形式で受け取る場合の受取総額よりも少ない。
  • 低解約返戻金型終身保険では、他の契約条件が同一で低解約返戻金型ではない終身保険と比較して、保険料払込期間中の解約返戻金額が低く抑えられているため、割安な保険料が設定されている。
  • 定期保険特約付終身保険(更新型)では、定期保険特約を同額の保険金額で更新した場合、更新後の保険料は更新前の保険料よりも高くなる。

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この過去問の解説 (2件)

01

リスク管理分野から、生命保険に関する問題になります。

選択肢1. 逓減定期保険は、保険期間の経過に伴って所定の割合で保険料が逓減するが、保険金額は一定である。

不適切
生命保険とは、契約者が保険料を支払うことで、病気やケガ、死亡などのリスクに備える保険になります。逓減定期保険とは、保険金額が段々減少するが、支払う保険料は変わらない保険となります。
 

選択肢2. 収入保障保険の死亡保険金を一時金で受け取る場合の受取額は、年金形式で受け取る場合の受取総額よりも少ない。

適切
収入保障保険とは、死亡保険金等を年金方式(分割して毎年定額受取)で受け取る保険となります。一時金(一括)で受け取ることもできますが、受取額は年金形式よりも少なくなります。


 

選択肢3. 低解約返戻金型終身保険では、他の契約条件が同一で低解約返戻金型ではない終身保険と比較して、保険料払込期間中の解約返戻金額が低く抑えられているため、割安な保険料が設定されている。

適切
低解約返戻金型終身保険の特徴は下記の通りになります。
・保険料を払い込んでいる期間の解約返戻金は低め
・通常の終身保険よりも保険料は抑えめ
・保険料払込完了後の解約返戻金は、通常の終身保険と同程度

つまり、途中解約した場合の解約返戻金が低めな分、保険料が安い保険となります。

 

選択肢4. 定期保険特約付終身保険(更新型)では、定期保険特約を同額の保険金額で更新した場合、更新後の保険料は更新前の保険料よりも高くなる。

適切
定期保険特約付終身保険(更新型)とは、一生涯の保障である終身保険がであり、特約で一定期間の保障をつけるタイプの保険です。子どもが成人するまでの間など、一定期間の保障を厚くしたい場合に契約を検討されます。一般的に更新をすると保険料は上がっていきます。
 

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02

この問題では、生命保険における

・逓減定期保険

・収入保障保険の死亡保険金

・低解約返戻金型終身保険

・定期保険特約付終身保険(更新型) について問われています。

選択肢1. 逓減定期保険は、保険期間の経過に伴って所定の割合で保険料が逓減するが、保険金額は一定である。

不適切です。

逓減定期保険は、経過に伴って保険金額が減少していく保険です。

契約者が支払う保険料は一定です。

選択肢2. 収入保障保険の死亡保険金を一時金で受け取る場合の受取額は、年金形式で受け取る場合の受取総額よりも少ない。

適切です。

収入保障保険の死亡保険金は、年金形式の方が受取総額が多くなります。

 

一時金で受け取る場合は、

運用で見込まれる増加分がなくなるため、総額が少なくなります。

選択肢3. 低解約返戻金型終身保険では、他の契約条件が同一で低解約返戻金型ではない終身保険と比較して、保険料払込期間中の解約返戻金額が低く抑えられているため、割安な保険料が設定されている。

適切です。

低解約返戻金型終身保険は、

保険料が割安で、保険料払込期間中解約返戻金額が低く設定されている保険です。

 

払込期間満了後は、通常の終身保険と同程度に解約返戻金額が上がります

選択肢4. 定期保険特約付終身保険(更新型)では、定期保険特約を同額の保険金額で更新した場合、更新後の保険料は更新前の保険料よりも高くなる。

適切です。

定期保険特約付終身保険は、一定期間だけ死亡保障を上乗せできる保険で、一定期間ごとに更新されます。

 

更新時は、健康状態の告知なしで契約を続けられますが、

年齢に応じて保険料が高くなります

 

これは、高齢になっている分、死亡リスクが高くなるためです。

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