2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級) 過去問
2025年5月(CBT)
問25 (学科 問25)

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問題

2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)試験 2025年5月(CBT) 問25(学科 問25) (訂正依頼・報告はこちら)

国内の証券取引所における上場株式の取引の一般的な仕組みに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、各選択肢において、株式は内国株式であるものとする。
  • 証券取引所の立会取引における上場株式の売買注文のうち、指値注文では、価格優先の原則および時間優先の原則に従って処理される。
  • 証券取引所の立会取引における上場株式の売買注文では、成行注文よりも指値注文が優先される。
  • 上場株式を証券取引所の普通取引により売買したときの受渡日(決済日)は、原則として、売買の約定日(売買成立日)から起算して3営業日目である。
  • 上場株式を証券取引所の普通取引により売買する場合、100株単位での取引となる。

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題では、

上場株式の取引方法や優先順位、受渡日、取引単位について問われています。

選択肢1. 証券取引所の立会取引における上場株式の売買注文のうち、指値注文では、価格優先の原則および時間優先の原則に従って処理される。

適切です。

指値注文は、株式等を売買するときに、

「この値段で売買する」という限度価格をあらかじめ明示する注文のことです。

 

指値注文時には、価格優先の原則および時間優先の原則に従って処理されます。

 

原則内容
成行優先指値注文より「成行注文」が優先
価格優先売注文なら「安い値段」買注文なら「高い値段」が優先
時間優先同じ値段の注文が複数ある場合、「先に出された注文」が優先

選択肢2. 証券取引所の立会取引における上場株式の売買注文では、成行注文よりも指値注文が優先される。

不適切です。

上場株式の売買注文では、指値注文よりも成行注文が優先されます。

選択肢3. 上場株式を証券取引所の普通取引により売買したときの受渡日(決済日)は、原則として、売買の約定日(売買成立日)から起算して3営業日目である。

適切です。

上場株式の普通取引において、

受渡日(決済日)は、約定日から起算して3営業日目です。

 

仮に、1日(月曜日)が約定日であれば、3日(水曜日)が受渡日になります。

選択肢4. 上場株式を証券取引所の普通取引により売買する場合、100株単位での取引となる。

適切です。

上場株式の普通取引による売買は、100株単位での取引となります。

 

多くの上場企業では 1単元=100株と定められているため、この単元株単位で取引が行われます。

 

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02

金融資産運用分野から、上場株式の取引に関する問題になります

選択肢1. 証券取引所の立会取引における上場株式の売買注文のうち、指値注文では、価格優先の原則および時間優先の原則に従って処理される。

適切
指値注文とは、株式売買を行うさいに自分で価格を指定して注文する方法です。指値注文時には、売る場合は安い価格が、買う場合は高い価格が優先されます。(価格優先の原則)また、同じ価格であれば早く注文した方が優先されます。(時間優先の原則
 

選択肢2. 証券取引所の立会取引における上場株式の売買注文では、成行注文よりも指値注文が優先される。

不適切
成行注文とは、価格の指定を行わず、その時の市場価格で売買注文をする方法です。指値注文と成行注文では、成行注文が優先されます。
 

選択肢3. 上場株式を証券取引所の普通取引により売買したときの受渡日(決済日)は、原則として、売買の約定日(売買成立日)から起算して3営業日目である。

適切
上場株式の売買は、普通取引の場合は、受渡日(決済日)は通常3営業日目となります。売買成立したらすぐ受渡とはならない点は注意です。

 

選択肢4. 上場株式を証券取引所の普通取引により売買する場合、100株単位での取引となる。

適切
日本の証券取引所における普通取引は、原則として100株が1単元となります。よって、上場株式を売買する場合は、100株単位での取引になります。ただし、普通取引でなく証券会社のサービスを通じて、単元未満株の取引は可能です。(1株から買えるミニ株、ワン株など)

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