FP3級の過去問
2016年1月
実技 問62

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問題

FP3級試験 2016年1月 実技 問62 (訂正依頼・報告はこちら)

下記は、大垣家のキャッシュフロー表(一部抜粋)である。このキャッシュフロー表の空欄(ア)、(イ)にあてはまる数値の組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、計算に当たっては、キャッシュフロー表中に記載の整数を使用し、計算結果は万円未満を四捨五入すること。
問題文の画像
  • (ア)728   (イ)754
  • (ア)728   (イ)760
  • (ア)732   (イ)760

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この過去問の解説 (3件)

01

2.(ア)728   (イ)760

 ・(ア)の収入合計は、夫・妻の合計金額になります。妻は220万円となっているため、夫の金額が必要になります。将来の数値を求めるためには、現在価値の数値を基に、変動率を用いて将来の価値に換算します。計算式は、

  将来価値=現在価値×(1+変動率)^年数

となり、夫の2年後の収入は

    = 498×(1+1.01)^2 ≒ 508.00 …

となります。これに妻の収入を加え 

 (ア) = 508.00…+220 ≒ 728.00…     正解は (ア)728万円 です。 


 ・(イ)の金融資産残高は、その年の残高に変動率を加味させ、翌年の年間収支を加えます。

    = 642×(1+1.01)^1 ≒ 648.42 …

となります。これに年間収支を加え 

 (イ) = 648.42…+112 ≒ 760.42…      正解は (イ)760万円 です。 

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02

正解は2です。

(ア)の収入合計は夫と妻の収入の合計が入ります。
・夫の給与収入
変動率1%のため、
1年後は498万円×1.01=502.98、
2年後は502.98×1.01≒508.0098となります。
(498万円×1.01の2乗でも可)
・妻の給与収入
変動率はなく、表の通り220万円です。

→508万円+220万円=728万円

(イ)の金融資産残高は変動率1%なので
642万円×1.01=648.42万円
年間収支のプラス分も金融資産残高に含まれるため
648.42万円+112万円=760.42万円

よって正解は、728万円と760万円の組み合わせの2となります。

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03

正解は2です。

(ア)は2017年の大垣家の夫と妻の収入合計を求める問題です。
夫の収入が空白なのは、問題作成の都合上で空白になっており、計算で求める必要があります。
夫の収入の変動率(昇給率)が1%/年となっていますので、2017年の夫の収入を計算すると、
498万 ✕ 1.01 ✕ 1.01 = 508.0098万
問題文中に『万円未満は四捨五入』と書かれているので、2017年の夫の収入の欄には『508』が入ります。
2017年の妻の収入は220万なので、
508万 + 220万 = 728万が(ア)に入る収入合計になります。

(イ)は2016年の金融資産残高を求める問題です。
金融資産残高の変動率とは、運用の利回りと考えることができます。
ですから、その年の金融資産残高は、前の年の金融資産残高に(1+変動率)をかけて、それにその年の年間収支を加えることで求めることができます。
つまり、これを式で表すと、
642万 ✕ 1.01 + 112万 = 648.42万 + 112万 = 760.42万
となります。
こちらも、問題文中に『万円未満は四捨五入』と書かれているので、(イ)には『760』が入ります。

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