FP3級の過去問
2017年5月
実技 問66

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問題

FP3級試験 2017年5月 実技 問66 (訂正依頼・報告はこちら)

建築基準法に従い、下記<資料>の土地に建築物を建築する場合の延べ面積( 床面積の合計 )の最高限度として、正しいものはどれか。なお、記載のない条件については一切考慮しないこととする。
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  • 400㎡
  • 1,500㎡
  • 2,500㎡

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この過去問の解説 (4件)

01

解答:2

延べ面積を求めるには、容積率の算出式を使うことができます。容積率の算出式は

容積率(%)=建築物の延べ面積(㎡)÷敷地面積(㎡)×100

今回の問題では前面道路が12m未満であるため、容積率は制限を受けます。前面道路の幅員に対する法定乗数は6/10と指定がありますので、

前面道路の幅員(m)×法定乗数 にあてはめ、
5×6/10=3で300%と求められます。

指定容積率と比較して小さい数値が採用されるので、今回の計算で使用する容積率は300%になります。

そして容積率の算出式を、延べ面積を求めるための式に直して必要な数値をあてはめます。

延べ面積=敷地面積×容積率
    =500×300%=1,500㎡

答えは1,500㎡となります。

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02

解答 2

まず、建物の「延べ面積」(すべての階の床面積を合計したもの)に関するものなので、容積率が関係します。ちなみに、建ぺい率は「建築面積」(建物の1階の面積にほぼ等しい)に関わります。

建物の延べ面積は、「敷地面積 × 容積率」で求められます。設問では容積率500%と、前面道路の幅員に対する法定乗数6/10と記載されており、この2つを比較して小さい方を使用しなければなりません。

500% > 5m × 6/10 = 30/10 (= 300%)

設問では容積率は300%となり、建物の延べ面積は

500㎡ × 300% = 1,500㎡

となります。

このように、前面道路の幅員に対する法定乗数によって、幅12メートル以下の道路に面している敷地に建てられる建物は、設問の商業地域の場合には6/10、住居系地域の場合には4/10の容積率の制限を受けます。

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03

正解は2です。

延べ床面積を求めるので「容積率」の計算であることが分かります。

よって

<判定>
5(m)÷6/10=300(%)< 500(%)⇒300%を適用

これより、容積率は

500㎡×300%=1,500㎡ となります。

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04

建築基準法の延べ面積の上限は原則として、
敷地面積×指定容積率(用途地域ごとに決まっています)で計算します。
ただし、前面道路の幅が12m未満の場合には、用途地域によって制限される基準用的率が適用されます。
基準容積率は、
住居系用途地域の場合……前面道路幅×40
その他の用途地域の場合…前面道路幅×60
で計算される容積率と指定容積率を比べて、小さい方になります。
本問では前面道路が5mで、用途地域は商業地域(住居系用途地域以外)なので、基準容積率は、
基準容積率 5m×60=300% < 指定容積率500%。
となりますので、基準容積率は300%が適用になります。
したがって、延べ面積の上限=500㎡×300%=1,500㎡ となりますので2が正解となります。

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