FP3級の過去問
2018年5月
実技 問80

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問題

FP3級試験 2018年5月 実技 問80 (訂正依頼・報告はこちら)

設例

利秋さんは、通常65歳から支給される老齢基礎年金を繰り上げて受給できることを知り、FPの長谷川さんに質問をした。老齢基礎年金の繰上げ受給に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、老齢基礎年金の受給要件は満たしているものとする。
  • 老齢基礎年金を繰上げ受給した場合の年金額は、繰上げ月数1月当たり0.7%の割合で減額される。
  • 老齢基礎年金を繰上げ受給した場合の年金額の減額は、一生涯続く。
  • 老齢基礎年金を60歳から繰上げ受給した場合、原則として老齢厚生年金も同時に繰上げ受給しなければならない。

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この過去問の解説 (3件)

01

老齢基礎年金の繰上げ受給の原則は、国側からすると「年金の支払いを(従来どおり)60歳からにできるけど、支給額は減額するよ。減額は一生だよ。」という趣旨のものであると考えましょう。

1.について、減額率は月当たり0.5%となっており、不適切となります。

2.について、減額は一生続くものなので適切です。

3.について、老齢基礎年金と老齢厚生年金の受給は原則同時開始となります。
ということで、適切です。

ただし、60歳以上で一定の条件を満たしている場合に受けられる「特別支給の老齢厚生年金」は繰上げ受給とは別の制度です。

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02

正解は1です。
繰り上げの減額は0.5%です。
繰り下げの増額は1ヶ月あたり0.07%です。

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03

正解は1です。

年金繰上げは、1ヶ月あたり0.5%減額されます。
一方で繰下げは、1ヶ月あたり0.07%増額します。
一度決めたら取消せない制度ですので慎重な判断が必要となります。

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