FP3級の過去問
2020年1月
実技 問65

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問題

FP3級試験 2020年1月 実技 問65 (訂正依頼・報告はこちら)

下記<資料>に基づくTX株式会社の投資指標に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
なお、購入時の手数料および税金は考慮しないこととする。
問題文の画像
  • 株価収益率( PER )で比較した場合、TX株式会社の株価は日経平均採用銘柄の平均(予想ベース)より割安である。
  • 株価純資産倍率( PBR )で比較した場合、TX株式会社の株価は東京証券取引所市場第 1 部(東証 1 部)全銘柄の平均より割安である。
  • 配当利回りで比較した場合、TX株式会社の配当利回りはジャスダック全銘柄の単純平均(予想ベース)より高い。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「3」です。

株式投資をするときの判断基準として、各種の指標があります。

「配当利回り」とは株価に対する配当金の割合で、「1株あたり配当金÷株価×100(%)」の計算式で求められます。
これを問題文に当てはめると、TX株式会社の配当利回りは「8.5円÷330円×100=2.57%」となります。
ジャスダック全銘柄の単純平均が1.93%なので、TX株式会社の配当利回りはジャスダックより「高い」ということになります。

ちなみに、「PER(株価収益率)」とは株価が1株あたり純利益の何倍になっているかを示す指標で、「PBR(株価純資産倍率)」とは株価が1株あたり純資産の何倍になっているかを示す指標です。
計算式は、「PER(倍)=株価÷1株あたり純利益」「PBR(倍)=株価÷1株あたり純資産」で求められ、これらを問題文に当てはめると、TX株式会社のPERは「330円÷22円=15倍」、PBRは「330円÷180円=1.83倍」となります。
日経平均採用銘柄のPERの平均が11.56倍、東証1部全銘柄のPBRの平均が1.11倍なので、TX株式会社の方がどちらも「割高」といえます。

実際に投資判断をするときは、その銘柄がなぜ割安か?なぜ割高か?を分析する必要があります。
単純に割安株だからと飛びつくと、株価がさらに下がる可能性が大いにあり得るので注意が必要です。

参考になった数12

02

1→
株価収益率( PER )は以下の算式で求められます。
PER=株価÷1株当たり純利益

TX株式会社のPER
330円÷22円=15倍
日経平均採用銘柄の平均予想PERは11.56倍

TX株式会社の方が割高です。

2→
株価純資産倍率( PBR )は以下の算式で求められます。
PBR=株価÷1株当たり純資産

TX株式会社のPBR
330円÷180円=1.83倍
東証 1 部全銘柄の平均PBRは1.11倍

TX株式会社の方が割高です。

3→
配当利回りは以下の算式で求められます。
配当利回り(%)=1株当たり配当金÷株価×100

TX株式会社の配当利回り
8.5円÷330円×100=2.57%
ジャスダック全銘柄の単純平均(予想)は1.93%

配当利回りは、TX株式会社の方が高いです。

よって、正解は「3」です。

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03

正解は「3」です。

1.不適切です。

株価収益率(PER: Price Earnings Ratio)は、株価が1株当たりの純利益の何倍かをみる指標です。

PER(株価収益率) = 株価 ÷ 1株当たりの純利益 となります。

TX株のPERは 330円(株価) ÷ 22円(1株当たりの純利益) = 15(倍)

日経平均採用銘柄の平均(予想ベース)のPERは11.56倍ですので、TX株の方が割高だということがわかります。

2.不適切です。

株価純資産倍率(PBR : Price Book‐Value Ratio)は、株価が1株当たりの純資産の何倍かをみる指標です。

PBR(株価純資産倍率) = 株価 ÷ 1株当たりの純資産 となります。

TX株のPBRは 330円(株価) ÷ 180円(純資産) ≒ 1.83(倍)

東証1部全銘柄の平均PBRは1.11倍なので、TX株の方が割高だということがわかります。

3.適切です。

配当利回りは、投資金額(株価)に対する配当金の割合を示す指標です。

配当利回り(%) = 1株当たりの配当金 ÷ 株価 × 100 となります。

TX株の配当利回りは 8.5円(1株当たりの配当金) ÷ 330円(株価) × 100 ≒ 2.57(%)

ジャスダック全銘柄の単純平均(予想)は1.93%ですので、TX株の方が高いことがわかります。

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