FP3級の過去問
2021年1月
学科 問57
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問題
FP3級試験 2021年1月 学科 問57 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文章の( )内にあてはまる最も適切な文章、語句、数字またはそれらの組合せを以下の選択肢の中から選びなさい。
下記の<親族関係図>において、Aさんの相続における父Cさんの法定相続分は、( )である。
下記の<親族関係図>において、Aさんの相続における父Cさんの法定相続分は、( )である。
- 6分の1
- 4分の1
- 3分の1
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この過去問の解説 (3件)
01
相続人の順位は、
配偶者→常に相続人となる
子→第1順位
父・母→第2順位
兄弟姉妹→第3順位
となります。
設例では、被相続人Aさんに子供がいないため、配偶者であるBさんと第2順位の父母が相続人となります。
法定相続分は、
相続人が 配偶者 と 子 である場合は、
配偶者1/2、子1/2 となります。
相続人が 配偶者 と 父母 である場合は、
配偶者2/3、父母1/3 となります。
相続人が 配偶者 と 兄弟姉妹 である場合は、
配偶者3/4、兄弟姉妹1/4 となります。
設例では、相続人が 配偶者 と 父母 のため、法定相続分は、配偶者であるBさん2/3、父母1/3となります。
そして、父母の1/3を、父と母2人で分けるので、父と母がそれぞれ 1/6 (= 1/3×1/2) となります。
以上より、父Cさんの法定相続分は6分の1となるため、正解は1となります。
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02
法定相続は、配偶者がいる場合は配偶者が必ず対象となります。
割合は、以下の通りとなります。
・配偶者と子供がいる場合:配偶者2分の1、子供2分の1
・配偶者と直系尊属がいる場合:配偶者3分の2、直系尊属3分の1
・配偶者と兄弟姉妹がいる場合:配偶者4分の3、兄弟姉妹4分の1
今回の場合「配偶者と直系尊属がいる場合」に該当し、かつ直系尊属が父と母の2名であるため、3分の1を2人で割り、父母ともに相続分は6分の1となります。
よって、正解は「1」です。
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03
正解は「1」です。
民法で定められている相続分を「法定相続分」といいます。
相続人が、配偶者と直系尊属(親)の場合は、
配偶者 2/3
直系尊属1/3 となります。
問題文に当てはめると
妻Bさん 2/3
父Cさん 1/3 × 1/2 = 1/6(直系尊属の相続分1/3を、父と母で均等に分けます。)
母Dさん 1/3 × 1/2 = 1/6
となります。
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