FP3級の過去問 2022年1月 実技 問80

正解は1です。

1. 1. 遺族基礎年金は国民年金の被保険者に生計を維持されていた子、または子のある配偶者に支給されます。遺族厚生年金は厚生年金保険の被保険者に維持されていた配偶者や子などに支給されます。

　よって、どちらも支給されます。

1. 2. 中高齢寡婦加算は夫の死亡時に40歳以上65歳未満の子のない妻に支給されます。

　よって、支給されません。

1. 3. 寡婦年金は60歳から65歳までの子のない妻が支給されるものなので、支給されません。

よって正解は1です。

＜遺族基礎年金＞

国民年金の被保険者が死亡したとき、子　または子のある配偶者に支給されます。

なお、子の要件は18歳到達年度の末日まで　もしくは20歳未満で障害等級1級、2級に該当することです。

＜遺族厚生年金＞

厚生年金加入者が死亡したときに生計を維持されていた配偶者、子などの遺族に支給される年金です。

＜寡婦年金＞

国民年金の第1号被保険者で受給資格があるのに年金を受け取らずに死亡した場合に10年以上の婚姻期間のあった妻に支給される年金です。

支給期間は60歳から65歳になるまでです。

＜中高齢寡婦加算＞

夫死亡時に40歳～65歳未満の子のない妻の遺族厚生年金に上乗せされます。

ライフプランニングと資金計画分野から遺族給付についての出題で、正解は「遺族基礎年金と遺族厚生年金が支給される。」です。