FP3級の過去問
2022年5月
実技 問8
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問題
FP3級試験 2022年5月 実技 問8 (訂正依頼・報告はこちら)
井上隆文さんが加入している医療保険(下記<資料>参照)の保障内容に関する次の記述の空欄( ア )にあてはまる金額として、正しいものはどれか。なお、保険契約は有効に継続しているものとする。また、隆文さんはこれまでに<資料>の保険から保険金および給付金を一度も受け取っていないものとする。
- 130,000円
- 280,000円
- 330,000円
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この過去問の解説 (3件)
01
入院給付金を計算します。
問題文の保険では、2日以上の継続入院で、入院開始日を含め1日目から支払われます。
10,000円(入院給付金日額)×(8日+5日)=130,000円
手術給付金を計算します。
井上さんの手術の給付倍率は20倍です。
10,000円×20倍=200,000円
支払われる給付金は
130,000(入院給付金)+200,000円(手術給付金)=330,000円となります。
「330,000円」が正解です。
入院給付金が何日目から支払われるかが間違えやすいので、必ず確認しましょう。
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02
この問題の方は1年間に8日(大腸がん)+5日(交通事故)=13日入院しています。
入院給付金の日額が10,000円なため、10,000円×13日=130,000円が、
13日間の入院給付金の合算額です。
そして、手術給付金は入院給付金日額×給付倍率で求めます。
大腸がん時の給付倍率は20倍なため、10,000円×20倍=200,000円です。
したがって、入院給付金と手術給付金を合算した130,000+200,000円=330,000円が適切です。
入院給付金日額10,000円×入院日数13日=130,000円ですが、
上記だけだと手術給付金額が含まれていないため不正解です。
入院給付金日額10,000円×大腸がん入院日数8日=80,000円
入院給付金日額10,000円×大腸がん開腹手術給付倍率20倍=200,000円 の合算ですが、
交通事故でも入院給付金は適応されるためこの解答は不正解です。
上記の通り、
大腸がん+交通事故の入院給付金と、
大腸がんの大腸がん開腹手術給付倍率をそれぞれ計算、合算しているこちらが適切です。
今回の問題にはありませんでしたが、「がんと診断された際」に受け取れる
診断給付金もあるため、あわせて覚えましょう。
・初めて「がん」であると診断された際に一度だけ給付される
・上記+一定期間後に再発していたり、転移していたら再度給付される
この一定期間後というものは、加入している保険商品によるため注意が必要です。
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03
入院と手術で支払われる保険金の合計を出します。
・入院給付金(がんの治療のために 8日間入院)
入院給付金(日額:10,000円)×8日=80,000円
・手術給付金
手術(給付倍率20倍)×入院給付日額 10,000=200,000円
・入院給付金(交通事故による骨折で 5日間入院)
入院給付金(日額:10,000円)×5日=50,000円
合計は 80,000+200,000+50,000=330,000円 となります。
不適切です。
入院給付金のみの金額になり、手術給付金が含まれていません。
不適切です。
がんの治療のための入院給付金と手術給付金のみの金額になります。
交通事故による入院の入院給付金が含まれていません。
適切です。
がんの治療のための入院給付金と手術給付金
交通事故による入院給付金を合計した金額となります。
特約がある場合もあるので(がんと診断されたら支払われる等)注意が必要です。
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