FP3級の過去問
2022年9月
実技 問8

｢がん保険｣は､保障の対象をがんに限定した保険です｡

一般に､入院給付金支払日数は無制限となっていることが特徴です｡

責任開始期から90日程度の免責期間が設けられているのが一般的です｡

横川さんの場合

①入院給付金

②手術給付金

③がん診断給付金

が支払われます

①入院給付金を計算します｡

がん入院給付金は1日目から支払われます｡

(肺炎での入院はがん保険の対象外です｡)

10,000円(入院給付金日額)×21日=210,000円

②手術給付金を計算します｡

給付倍率は40倍です｡

10,000円(入院給付金日額)×40倍=400,000円

③横川さんは初めてがんと診断されましたので

がん診断給付金100万円が支払われます｡

支払われる給付金は

210,000円(入院給付金)+400,000円(手術給付金)+1,000,000円(がん診断給付金)=1,610,000円 となります｡

リスク管理分野からがん保険についての出題で、正解は1,610,000円です。

保険金と給付金の合計＝がん診断給付金＋がん入院給付金＋手術給付金

　　　　　　　＝100万円＋10,000円×21日＋10,000円×40倍＝161万円　

なお、肺炎による入院については、がん保険の対象外です。

がん保険は癌による入院や手術などを対象とした保険です。

一般的には支払い日数に限度はなく、手術給付金の支払回数も制限はありません。

通常、免責期間があります。（契約から3か月又は９０日）