FP3級の過去問 2022年9月 実技 問9
この過去問の解説 (3件)
リスク管理分野から生命保険料の仕組みについての出題で、正解は71,110円です。
生命保険料の控除額は、①一般生命保険料控除額、②介護医療保険料控除額、③個人年金保険料控除額のそれぞれの控除額の合計です。
設問の定期保険と医療保険は、それぞれ①と②の対象となります。
保険料控除額=(78,240円×1/4+20,000円)+(46,200円×1/4+20,000円)
=71,110円
新制度(2012年1月1日以降に締結した契約が対象)の、所得税における生命保険料控除額は、
・「一般の生命保険料控除」
・「個人年金保険料控除」
・「介護医療保険料控除」
それぞれ最高4万円(合計12万円)です。
牧村さんの保険契約日はいずれも2012年1月1日以降ですので、新制度による控除額となります。
牧村さんの支払った「一般の生命保険料」は
定期保険/78,240円です。
(40,000円超80,000円以下ですので、速算表により)
「一般の生命保険料控除額」は
78,240円×1/4+20,000円=39,560円
牧村さんが支払った「介護医療保険料」は
医療保険/46,200円です。
(40,000円超80,000円以下ですので、速算表により)
「介護医療保険料控除額」は
46,200円×1/4+20,000円=31,550円
生命保険料控除額は
39,560円+31,550円=71,110円
となります。
「71,110円」が正解です。
生命保険料控除は、一般の生命保険料控除、個人年金保険料控除、介護医療保険料控除の金額を合計した額になります。
定期保険は一般の生命保険料控除となり、78,240円×1/4+20,000円=39,560円となります。
医療保険は、介護医療保険料控除となり、46,200円×1/4+20,000円=31,550円となります。
合計71,110円が控除額となります。
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