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保育士の過去問 平成30年(2018年)後期 保育実習理論 問156

問題

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次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
 児童養護施設で実習をしているTさんは、配属先のホームのK君(7歳男児)の「どうせ僕なんていてもいなくても同じだし」といった自身を否定的に捉える発言が気になり、実習担当のL保育士に対応について助言を求めた。L保育士は児童の理解を深め、支援の方法について学ぶ良い機会と考え、K君の生い立ちについて説明した。K君は両親と3人で暮らしていたが、K君が4歳の時に母が家を出た。会社員の父は一人でK君をどう育てて良いか分からず、仕事の間は家に鍵を閉めて「静かに待っていろ」と言い、日中部屋に閉じ込めておくようになった。近隣の人からの通報でK君は保護され、児童養護施設への措置が決定された。父は施設入所時に面会に訪れたが、その後はK君の面会に来ていない。K君自身はお父さんと暮らしたいと考えている。

 L保育士は以上のようなK君の生い立ちについて説明した後、「Tさんだったら、この情報からどのような自立支援計画を立案するかな?」と問いかけた。

【設問】
次のうち、K君の自立支援計画に掲げる支援方針の記述として最も不適切な記述を一つ選びなさい。
   1 .
K君が自身を否定的に捉える発言をしたのは、生い立ちの中で両親から大切にされたと認識できなかったことが一因であると考え、自己肯定感をはぐくめるような支援計画を立てる。
   2 .
K君が父と再び暮らすことを支援方針の一つに挙げる。
   3 .
K君を里親委託することを支援方針の一つに挙げる。
   4 .
施設での集団生活を通して、一人で自活するための力を養うことを短期目標に挙げる。
   5 .
短期目標の具体的な取り組みとして、父の生活状況を把握し、K君の日頃の様子を父に連絡すると共に、K君に会いに来てくれるように働きかけることにする。
( 保育士試験 平成30年(2018年)後期 保育実習理論 問156 )
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この過去問の解説 (3件)

6
答えは4です。

1は適切です。
自己肯定感が著しく低下してしまうのは、両親からの愛情を感じずに育った子どもの特徴の一つでもあります。この様に強い自己否定は、後々自虐的な言動や自傷行為に結びつく恐れがあるため、適切な支援をしていく必要があります。

2、3は適切です。
支援にあたっては様々な視点からあらゆる可能性を模索する必要があります。

4は不適切です。
7歳のK君に対し、「一人で自活するための力を養うこと」を短期目標にするのは適切ではありません。

5は適切です。
親子関係の再構築が図られるよう働きかける必要があります。

付箋メモを残すことが出来ます。
3
正解は4番です。

1.適切です。
保育所保育指針の養護の視点からも自己肯定感をはぐくむことが大切だといわれています。

2.3.適切です。
支援方針は、多角的な視点から、長期目標や短期目標があげられると思います。ですので、支援方法の1つとして考えられることの1つだと思います。

4.不適切です。
7歳児に「1人で自活するための力を養うこと」を支援方針とすることは、不適切です。

5.適切です。
父親の気持ちなどの理解が必要です。相互理解という点から、このような具体的な目標も考えられる範囲です。

2
正解は4です。

1 〇 適切です。
両親から愛情を感じられずに育つと子どもは自己肯定感を育むことが難しくなります。
自己肯定感が低いと将来にわたって影響があるため自己肯定感を高める支援が必要です。

2 〇 適切です。
K君自身がお父さんと暮らしたいと思っているので一緒に暮らすことも支援方針の一つです。

3 〇 適切です。
K君のお父さんは面会に訪れず、一緒に暮らすのは難しいことも考えられるので、里親委託も選択肢の一つです。

4 × 不適切です。
7歳児に「1人で自活するための力を養うこと」を支援方針とするのは適切ではありません。

5 〇 適切です。
親子関係の再構築のために適切な支援です

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