保育士の過去問
平成25年(2013年)
保育原理 問5

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問題

保育士試験 平成25年(2013年) 保育原理 問5 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文のうち、「保育所保育指針」第4章「保育の計画及び評価」の(2)「指導計画」の一部として、適切な記述を〇、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 保育課程に基づき、子どもの生活や発達を見通した長期的な指導計画と、それに関連しながら、より具体的な子どもの日々の生活に即した短期的な指導計画を作成して、保育が適切に展開されるようにすること。
B 保育所の生活における子どもの発達過程を見通し、生活の連続性、季節の変化などを考慮し、子どもの実態に即した具体的なねらい及び内容を設定すること。
C 具体的なねらいが達成されるよう、子どもの生活する姿や発想を大切にして適切な環境を構成し、子どもが主体的に活動できるようにすること。
D 保育所の保育が、小学校以降の生活や学習の基盤の育成につながることに留意し、学習を通して、創造的な思考や主体的な生活態度などの基礎を培うようにすること。
E 保護者との信頼関係を築きながら保育を進めるとともに、保護者からの意見に従い、指導計画に基づく保育の内容の見直しを行い、改善を図ること。
※ 「保育所保育指針」の目次や記載内容等が、指針の改定(平成30年4月1日施行)により変更されました。 この設問は平成25年に出題された設問となります。 参考1   参考2

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この過去問の解説 (4件)

01

正解は1です。

A ○
適切な記述です。指導計画は、長期的なものと、短期的なものを作成する必要があります。

B ○
適切な記述です。保育所での指導計画では、具体的なねらい及び内容を設定することが必要です。

C ○
適切な記述です。保育所では子どもたちが、主体的に活動できるように導いていく必要があります。

D ×
「学習を通して」ではなく、「幼児期にふさわしい生活を通して」が、適切な記述です。

E ×
「保護者からの意見に従い」ではなく、「保護者からの相談に応じ、保護者への支援に努めていくこと」が、正しい記述です。

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02

保育原理については保育所保育指針に照らし合わせた問題や、そのまま指針が穴埋めで出題されたり今回の設問のような適切・不適切を選ぶ問題が多いため保育所保育指針は必ず目を通しておきましょう。

A.正しい。保育所保育所指針 第4章 保育の計画及び評価 指導計画 ア指導計画の作成(ア)を参照。

B.正しい。保育所保育所指針 第4章 保育の計画及び評価 指導計画 ア指導計画の作成(ウ)を参照。生活の連続性(発達の連続性)は穴埋め問題になると間違えやすいので注意が必要です。

C.正しい。保育所保育所指針 第4章 保育の計画及び評価 指導計画 ア指導計画の作成(エ)を参照。

D.誤り。「学習を通して」が不適切です。

E.誤り。「保護者からの意見に従い」が不適切です。保護者からの意見に従って指導計画の内容を見直していると解釈すると自然に不適切と選択することが出来ます。

よって○○○××となるので選択肢1が正解です。

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03

正解は 1 です。

A ○
保育所保育指針第4章「保育の計画及び評価」(2)「指導計画」ア「指導計画の作成」(ア)の記述です。

B ○
同上(ウ)の記述です。

C ○
同上(エ)の記述です。

D ×
「学習を通して」という表現から適切な記述ではない事がわかります。
小学校との連携については第4章(3)「指導計画の作成上、特に留意すべき事項」エの中で述べられています。

E ×
「保護者からの意見に従い」という表現から適切な記述ではない事がわかります。
保育士等の自己評価については第4章2「保育の内容等の自己評価」の中で述べられています。

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04

正解は1。

A:〇
指導計画は長期的、短期的ともに必要。年間計画、月案、週案、日案を立て、見通しをもった保育を展開します。

B:〇
「発達過程の見通し」「生活の連続性」を意識する必要があります。

C:〇
「子ども主体」という考え方は、近年ますます重要視されています。

D:×
学習ではなく「幼児期にふさわしい生活」が正しいです。学習については学習指導要領があります。

E:×
「保護者からの意見に従い」が不適切です。保育の専門である保育士が、必要に応じて保育内容の見直しを行います。

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