保育士の過去問
平成25年(2013年)
保育原理 問7
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問題
保育士試験 平成25年(2013年) 保育原理 問7 (訂正依頼・報告はこちら)
J保育所の5歳児クラスが就学を控えて、近くの小学校に一日体験に招かれた。J保育所ではこれについて園内の会議で検討し、積極的に取り組むこととした。次の文のうち、その取り組みとして適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 園の保育の成果をみてもらうため、小学校の音楽の教科書にある曲の楽器と合唱の練習に励む。
B 小学生との交流を通して、子どもが小学校生活に対して期待感を持てるよう配慮する。
C 一日体験後に、保育士と小学校教諭との間で意見交換を行うことを提案する。
D 一日体験後に、J保育所での交流活動を計画し、連続性を持たせる。
A 園の保育の成果をみてもらうため、小学校の音楽の教科書にある曲の楽器と合唱の練習に励む。
B 小学生との交流を通して、子どもが小学校生活に対して期待感を持てるよう配慮する。
C 一日体験後に、保育士と小学校教諭との間で意見交換を行うことを提案する。
D 一日体験後に、J保育所での交流活動を計画し、連続性を持たせる。
- A○ B○ C× D×
- A○ B× C○ D○
- A× B○ C○ D○
- A× B× C○ D○
- A× B× C○ D×
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この過去問の解説 (4件)
01
保育所保育指針 第4章において「小学校との連携:子どもの生活や発達の連続性を踏まえ保育の内容の工夫を図るとともに就学に向けて保育所の子どもと小学校の児童との交流、職員同士の交流、情報共有や相互理解など小学校との積極的な連携を図るよう配慮すること」となっています。
A.誤り。保育の成果を見てもらうのは良いが5歳児が小学校の教科書に書かれている曲の練習をするのは不適切です。対象児童に合わせた曲の選定や援助が必要です。
B.正しい。園児の中には就学について不安のある子も見られるので交流を通じて就学について安心してもらうような取り組みが必要です。
C.正しい。小学校教諭・保育士の意見交換は必要であり今後の交流に意見を反映させて交流会をより良いものにしていくことも必要です。
D.正しい。活動に連続性を持たせ保育の内容を工夫することが必要です。
よって×○○○となるので、選択肢3が正解です。
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02
A ×
一日体験は小学校が主導で行われるものであり、その内容も、学校側が保育所児の年齢を考慮して提示してくれることがほとんどです。小学校教育課程の中の素材を事前練習していく必要はありません。
B ○
スムーズな就学につなげるために、5・6歳児になれば、小学校に対する期待感を持てるよう生活を誘導することが大切です。また、小学生の側も保育所児の姿に数年前の自分を重ね合わせ、学校は楽しいよ、こんなにかっこいいお兄さんお姉さんなんだよ、ということを見せてくれるでしょう。このような保育所、学校という枠を超えた異年齢交流は子どもの発達の中でとても重要です。
C ○
保育所保育指針「小学校との連携」(ア)
子どもの生活や発達の連続性を踏まえ、保育の工夫を図るとともに、就学に向けて、保育所の子どもと小学校の児童との交流、職員同士の交流、情報共有や相互理解など小学校との積極的な連携を図るよう配慮すること。
D ○
保育所保育指針「家庭及び地域社会との連携」
子どもの生活の連続性を踏まえ、家庭及び地域社会と連携して保育が展開されるように配慮すること。その際、家庭や地域の機関及び団体の協力を得て、地域の自然、人材、行事、施設等の資源を積極的に活用し、豊かな生活体験を始め保育内容の充実が図られるよう配慮すること。
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03
A ×
保育所と小学校との連携は、子どもが小学校に進学したときの生活の変化に適応しやすくなるように行われるものです。小学校で行われる教育の内容を先取りするのは行き過ぎで、適切ではありません。
B ○
適切な記述です。保育所の子どもは小学生との交流で、自分が成長していくことへの期待を持ち、小学校生活にスムーズに入っていける効果が期待できます。
C ○
保育士と小学校教諭が積極的に連携をとることは、保育所の子どものスムーズな就学に役立ちます。
D ○
保育所保育指針によると、小学校との交流活動は行事のときだけでなく、日常的に行われることが望まれています。
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04
A:×
年齢発達に応じた保育内容が基本です。小学校の内容を先取りする必要はありません。
B:〇
実際の交流を通して、子どもたちも見通しがもて、小学校生活をイメージしやすくなります。
C:〇
小学校へのスムーズな移行には、連携や申し送りは欠かせません。また、意見交換をし、今後の交流会をより良いものにしていくことも必要です。
D:〇
活動に連続性をもたせることは、保育内容の充実につながります。また、家庭や地域社会との連携の必要性も保育指針に記されており、小学校との交流はこれにあたります。
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