保育士の過去問
平成25年(2013年)
社会的養護 問38

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問題

保育士試験 平成25年(2013年) 社会的養護 問38 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、大舎制の施設と比較した場合の地域小規模児童養護施設の特性に関する記述である。誤ったものを一つ選びなさい。
  • 大舎制の施設と比較して、子どもの個別ニーズが把握しやすく、即応でき、柔軟な個別対応が可能となる。
  • 大舎制の施設と比較して、子どもが経験してきた家庭イメージの修正が可能となり、新たな家庭生活モデルの獲得の機会が増える。
  • 大舎制の施設と比較して、生活の独立性が高まるため、職員の力量が子どもの生活や処遇に大きな影響を与えることになる。
  • 大舎制勤務の職員と比較して、一人勤務の場面や時間が多くなるため、新任職員にとっては、他の職員による子どもへの対応モデル等を獲得する機会が少なくなる。
  • 大舎制勤務の職員と比較して、宿直回数や超過勤務が少なくなる。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は5です。

地域小規模児童養護施設では、大舎制の施設よりも職員数が少なくなるため、勤務時間が長くなったり、宿直回数が多くなりがちだという課題があります。

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02

正解は5です。

1:〇
地域小規模児童養護施設の児童定員は6人、専任職員は2人以上配置とされています。一人ひとりに合わせた生活リズムが築きやすく、個別のニーズに対応しやすくなります。また、特定の保育者と安定した人間関係を築き、愛着関係をとりやすくなります。

2:〇
大規模施設と違って、一般の民家などが施設となるため、より家庭的な環境のなかで養育することができます。少人数だと、買い物、金融機関や行政機関の窓口の利用など、一般的な生活体験を日常的に体験することが可能となります。

3:〇
小規模施設の課題として、グループ内の出来事やトラブルが周囲に伝わりにくく、閉鎖的あるいは独善的な関わりになる危険性があります。他グループ保育者との情報交換や支援の見立てを共有できる方策が求められます。

4:〇
こちらも小規模施設の課題です。保育者一人での勤務時間が多いと、主幹的職員をモデリングする機会が少なく、指導や助言を受ける機会も少なくなります。即ち、経験年数の浅い保育者や新任の育成が難しくなります。

5:×
職員数が少なくなると、宿直が多く、超過勤務せざるを得ない状況になりやすいです。

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03

1~4.大舎制と比べ小規模の良さは柔軟な個別対応が出来ること・職員数が少ないので職員の力量が子供への対応に影響を与えてしまうことなどがあげられます。

5.誤り。大舎制と比べると職員数も少なくなりますので宿直や超過勤務が多くなってしまう現状もあります。

よって選択肢5が正解となります。

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