保育士の過去問
平成25年(2013年)
児童家庭福祉 問51
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問題
保育士試験 平成25年(2013年) 児童家庭福祉 問51 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、家庭的養護に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
- 虐待などの理由で、家庭で適切に養育されなかった子どもに対しては、家庭的な環境の下で愛着関係を形成しつつ養育を行うことが重要である。
- 社会的養護を必要とする子どもの代替的養護を検討する際は、原則として、家庭養護(里親、ファミリーホーム)を優先することが望ましい。
- 児童養護施設等での施設養護の場合、施設の小規模化や、地域分散化により、できる限り家庭的な養育環境にしていく必要がある。
- 里親の孤立化防止などの里親支援をするために、市町村に里親支援専門相談員が置かれている。
- 地域小規模養護施設等を、賃貸物件を活用して運営する場合は、賃貸料の一部を措置費に算定できる。
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この過去問の解説 (4件)
01
1 「社会的養護の課題と将来(平成23年7月)」の家庭的養護の推進のなかで、虐待などの理由、家庭で適切に養育されなかった子供に対しては「できる限り家庭的な養育環境の中で、特定の大人との継続的で安定した愛着関係の下で、行われる必要がある」としている。
2 家庭的養護の推進のなかで、「社会的養護においては、原則として、家庭的養護えお優先するとともに、施設養護もできる限り家庭的な養育環境の形態に変えていく必要がある」としている。
3 小規模化と施設機能の地域分散による家庭的養護の推進のなかで、「社会的養護が必要な子どもを、できる限り家庭的な環境で、安定した人間関係の下で育てることができるよう、これまで施設のケア単位の小規模化や里親のファミリーホームなどで推進してきた」としている。
4 里親支援専門相談員は、乳児院、児童養護施設に配置できる職員で、里親委託推進や相談などの継続的な支援にあたる。
5 「児童養護施設等の小規模化及び家庭的養護の推進のために」のなかで「地域小規模児童養護施設、分園型小規模グループケアについては、建物を賃借して実施している場合には、賃借費の実費(月額10万円限度)を算定できる」としている。
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02
1~3、5は適切な記述です。
4の「里親支援専門相談員」は市町村に置かれるのではなく、児童養護施設及び乳児院で里親支援を行います。
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03
1~3.正しい内容です。
4.誤り。里親支援専門相談員は里親のレスパイトケア、里親の推進などを行い乳児院・児童養護施設に配置されています。
5.正しい。「児童養護施設等の小規模化及び家庭的養護推進のために」によると地域小規模児童養護施設、分園型小規模グループケアについて貸借実施をしている場合は、月10万円程度まで貸借費加算が算定出来ます。(自立援助ホーム、ファミリーホームも同様)
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04
4…里親支援専門相談員は市町村ではなく、里親支援を行う児童養護施設及び乳児院に配置されています。
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