保育士の過去問
平成25年(2013年)
児童家庭福祉 問52

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

保育士試験 平成25年(2013年) 児童家庭福祉 問52 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、ある保育所での【事例】である。また、図1は、【事例】の内容を以下の【表示例】を用いてあらわした「ジェノグラム」である。これらに基づき、【問】に答えなさい。

【事例】
2歳児のM君は、0歳の時に何度も頭に怪我をして病院に運ばれ、父母からの虐待が疑われたため、乳児院に入所した。父母は毎月欠かさず面会を続け、自宅への試験外泊も順調に行ってきた。家庭復帰が決定し、その条件として保育所に通わせることになっており、保育所は市役所から次の二点について必ず報告するよう要請されている。

(1) 3日以上続けて休んだ場合。
(2) 傷やあざがあることが判明した場合。

【問】
次の文のうち、図1が示していないものを一つ選びなさい。

問題文の画像
  • M君の父母が結婚していること。
  • M君の父親には離婚歴があること。
  • M君には異母兄弟がいること。
  • M君は3人で暮らしていること。
  • M君の母親には姉がいること。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (4件)

01

正解は5です。

1 ○
M君には21歳の母親と、29歳の父親がいて結婚しており、M君は二人の間に誕生していることがわかります。

2 ○
M君の父親は以前に他の女性と離婚していることがわかります。

3 ○
M君の父親は離婚した女性との間に子どもがいることがわかります。そのため、M君には異母兄弟がいるということになります。

4 ○
M君、父親、母親は大きな○で囲まれており、現在は同居して3人で暮らしていることがわかります。

5  ×
M君の母親の父母の存在はわかるものの、姉の存在については特に書かれていません。

参考になった数24

02

ジェノグラムは図で家族関係を表すことが出来るため非常に便利です。男性・女性・結婚・離婚・死亡などが記号で書かれているので、判別しやすいです。今回の設問は親切に表示例が書かれていますので、ゆっくり考えれば答えが導き出せると思います。
お時間がある方は自分の家族関係をジェノグラムに書いてみると理解しやすいと思います。

1.正しい。M君の父母は29歳と21歳であり結婚しています。点線で囲まれている部分は同居していることを意味します。

2.正しい。29歳の父親には離婚歴があります。直線のところに斜めの二本線が離婚を表します。

3.正しい。2の通り離婚歴がありM君には異母兄弟がいることが分かります。

4.正しい。点線部分を見ると3人暮らしなのが分かります。

5.誤り。M君の母親の姉についてはジェノグラム上に書かれていませんので(書かれているのは両親の記載のみ)分かりません。

よって選択肢5が正解となります。

参考になった数9

03

正解は 5です。

1…○ M君の父母が結婚していることがわかります。
2…○ M君の父親には離婚歴があることがわかります。
3…○ M君には異母兄弟がいることがわかります。
4…○ M君は3人で暮らしていることがわかります。
5…× M君の21歳の母親から辿るジェノグラムには、すでに死亡した父親と健在の母親の表記はありますが、姉についての表記がなく、「M君の母親に姉がいること」は記載されていません。

参考になった数8

04

正解は、5です。
 1 M君の父親は29歳、母親は21歳で結婚している。点線の円で囲まれている部分で示されている。
 2 斜線2本が離婚を表している。M君の母親と結婚する以前に離婚をしていることを示している。
 3 M君の父親の最初の結婚で生まれた子どもは、M君の母親とは異なるため異母兄弟である。
 4 点線の円で囲まれている部分に、同居と書かれてあることから、3人で暮らしていることが分かる。
 5 M君の母親には、母親と死亡した父親がいることが示されているが、姉がいることは示されていない。

参考になった数8