保育士の過去問
平成25年(2013年)
保育の心理学 問89
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問題
保育士試験 平成25年(2013年) 保育の心理学 問89 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、老年期の発達についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A エリクソン(Erikson, E.H.)によると、老年期の発達課題は「統合対絶望」である。
B アイデンティティの再構築は、老年期特有のものである。
C 知的能力の低下を防ぐために、日常生活で知的活動を行うことが有効である。
A エリクソン(Erikson, E.H.)によると、老年期の発達課題は「統合対絶望」である。
B アイデンティティの再構築は、老年期特有のものである。
C 知的能力の低下を防ぐために、日常生活で知的活動を行うことが有効である。
- A○ B○ C×
- A○ B× C○
- A× B○ C○
- A× B○ C×
- A× B× C○
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この過去問の解説 (3件)
01
A ○
適切な記述です。
エリクソンは人生を8つの段階に分けて、発達課題を理論づけました。覚えておく必要があります。
老年期は生涯最後の段階で今までを振り返り楽しむ時期ですが、達成感がないと、ときに絶望に直面してしまいます。しかし、それを認めつつ発達していく段階となります。
B ×
アイデンティティの再構築は老年期よりもむしろ、青年期の特徴であるといわれています。
C ○
適切な記述です。
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02
B.誤り。アイデンティティの広義の意味は同一性・個性と言われています。成人~熟年期にかけて再度、訪れると言われており、老年期特有のものではありません。
C.正しい。知的活動とは、慎重に何かを考慮するという頭を使う過程のことです。日常生活で脳を刺激する知的活動を行うと晩年の認知症発症リスクが低減されるという報告もあるようです。
よって、選択肢2が正解となります。
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03
Bが×・・・アイデンティティの再構築は青年期の特徴であるが、青年期だけでなく生涯にわたり何度も起こり、老年期特有のものではありません。
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