保育士の過去問
平成25年(2013年)
保育の心理学 問88
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問題
保育士試験 平成25年(2013年) 保育の心理学 問88 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、生涯発達理論についての記述である。この理論を提唱した人物として正しいものを一つ選びなさい。
生涯発達心理学の観点として、(1)個体の発達は生涯にわたる過程であること、(2)発達は全生涯を通じて常に獲得(成長)と喪失(衰退)とが相互に関連しあって共在する過程であること、(3)個体の発達は歴史的文化的条件の影響を受けること、などを主張し発達について新たな視点をもたらした。
生涯発達心理学の観点として、(1)個体の発達は生涯にわたる過程であること、(2)発達は全生涯を通じて常に獲得(成長)と喪失(衰退)とが相互に関連しあって共在する過程であること、(3)個体の発達は歴史的文化的条件の影響を受けること、などを主張し発達について新たな視点をもたらした。
- キャンポス(Campos, J.J.)
- バルテス(Baltes, P.B.)
- ローレンツ(Lorenz, K.)
- ブラゼルトン(Brazelton, T.B.)
- ギブソン(Gibson, E.J.)
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は2です。
この設問で説明されている生涯発達理論を提唱したのはドイツの心理学者・バルテスです。
1のキャンポスは、乳幼児の気質研究を行った人物です。
3のローレンツは、動物の本能行動に関する比較行動学をつくり、インプリンティングについて明らかにしたオーストリアの動物学者です。
4のブラゼルトンは、「ブラゼルトン新生児行動評価」を開発し、新生児が環境から情報を受けて反応していることを評価する方法を確立しました。
5のギブソンは、ウォークとともに、奥行き知覚の発達を検証するため視覚的断崖の実験を行いました。
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02
1.誤り。もともとギブソンらが視覚的断崖については研究を行っていました。
その後、しばらくしてキャンポスらが再度、視覚的断崖の研究を行いました。乳幼児を対象にした研究です。
2.正しい。バルテスはドイツの心理学者です。複雑で不確実な事態についての優れた洞察や判断力および人生における基本的で実践的な熟達した知識と定義。発達は、全生涯を通じて常に獲得(成長)と喪失(衰退)とが結びついて起きる現象であると述べました。
3.誤り。ローレンツは比較行動学者です。雛鳥の実験により、ローレンツの前で孵化した雛がローレンツを母親だと思うことを発見しました。刷り込み現象と言われるものです。
4.誤り。ブラゼルトンは1973年に、新生児の行動評価能力の範囲を採点する方法、新生児の行動評価尺度を発表しました。
5.誤り。ギブソンはウォークとともに、奥行き知覚の発達を検証するため視覚的断崖の実験を行いました。
よって、選択肢2が正解となります。
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03
正解は2です。
生涯発達理論を提唱したのはバルテスで、ドイツの心理学者です。
キャンポス・・・乳幼児の気質研究を行った人物。
ローレンツ・・・オーストリアの動物学者でインプリンティングについて明らかにしました。
ブラゼルトン・・・「ブラゼルトン新生児行動評価」を開発しました。
ギブソン・・・ウォークとともに、奥行き知覚の発達を検証するため視覚的断崖の実験を行いました。
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