保育士の過去問
平成25年(2013年)
保育の心理学 問91
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問題
保育士試験 平成25年(2013年) 保育の心理学 問91 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、乳幼児の気質と環境との適合についての記述である。最も関連の深い人物として正しいものを一つ選びなさい。
子どもの気質の個人差に関する調査の結果、子どもの気質の特性として、身体活動の活発さや、睡眠や排泄の規則性など9の特性を見出した。さらに9つの特性の組み合わせから、子どもの気質を「扱いやすい子」「扱いにくい子」「立ち上がりが遅い子」の3タイプに分類した。環境としての親の養育態度が子どもの発達によい影響をもたらすか否かは、子どもの気質や能力と親の期待や要求その他の傾向との適合によると考えられる。
子どもの気質の個人差に関する調査の結果、子どもの気質の特性として、身体活動の活発さや、睡眠や排泄の規則性など9の特性を見出した。さらに9つの特性の組み合わせから、子どもの気質を「扱いやすい子」「扱いにくい子」「立ち上がりが遅い子」の3タイプに分類した。環境としての親の養育態度が子どもの発達によい影響をもたらすか否かは、子どもの気質や能力と親の期待や要求その他の傾向との適合によると考えられる。
- コンドン (Condon, W.S.)とサンダー(Sander, L.W.)
- ゴールドスミス(Goldsmith, H.H.)とキャンポス(Campos, J.J.)
- セルマン(Selman, R.L.)とバイルン(Byrne, D.F.)
- トマス(Thomas, A.)とチェス(Chess, S.)
- ルイス(Lewis, M.)とブルックスガン(Brooks-Gunn, J.)
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この過去問の解説 (3件)
01
トマスとチェスは、アメリカの精神科医の夫妻で、気質研究の第一人者です。自分たちの4人の子どもたちが、親も環境も養育態度もほぼ同じなのに、明らかな気質の違いがあることから研究をはじめて、気質について分類を行いました。
1のコンドンとサンダ―は、新生児のエントレインメント(同期行動)について研究を行いました。
2のゴールドスミスとキャンポスは、乳児の気質について、情動表出の強さと持続時間という切り口で研究を行いました。
3のセルマンとバイルンは、役割取得について研究を行いました。
5のルイスとブルックスガンは、自己認識と他者認識について、鏡映像を使った実験で研究を行いました。
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02
1963年の研究では、扱いやすい子40%、扱いにくい子10%、順応が遅い子15%、平均的な子35%となり、発達初期の気質と児童期・青年期の問題行動の発生率を調べました。
よって、気質研究と言えば、トマスとチェスの組み合わせが正解です。選択肢4が正解となります。
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03
アメリカの精神科医のトマス(Thomas, A.)、チェス(Chess, S.)夫婦が自分たちの子どもの気質について調べた調査結果です。
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