保育士の過去問
平成24年(2012年)
社会福祉 問13
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問題
保育士試験 平成24年(2012年) 社会福祉 問13 (訂正依頼・報告はこちら)
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
初産で双子を出産したOさん(28歳)は、育児疲れから育児ノイローゼ気味となり、近くの福祉事務所の「家庭児童相談室」を訪れ、相談を行った。子どもは生後8か月である。Oさん夫妻の父母は遠方にいて支援を期待できず、夫は残業して帰宅が遅くなることも多かった。このケースの相談には、P家庭相談員があたった。
【設問】
次の文は、P家庭相談員の行った支援に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A このケースを児童相談所に送致するか、このまま当相談室で支援するか検討したが、母親の精神状態が通院によって落ち着いていることが確認できたので、児童相談所と協議して継続支援を行うことにした。
B こうした要支援家庭を支援するために養育支援訪問制度があるので、保健師などによる訪問が必要と考え、その制度による訪問を手配した。
C 母親は就労していなかったため保育所を利用していなかったが、保育所一時預かりやファミリー・サポート・センターの利用を勧めた。
D 夫の育児への協力を引き出すための家族関係の調整を考えたが、家族のプライバシーに踏み込むことになるので、その調整は行わないことにした。
【事例】
初産で双子を出産したOさん(28歳)は、育児疲れから育児ノイローゼ気味となり、近くの福祉事務所の「家庭児童相談室」を訪れ、相談を行った。子どもは生後8か月である。Oさん夫妻の父母は遠方にいて支援を期待できず、夫は残業して帰宅が遅くなることも多かった。このケースの相談には、P家庭相談員があたった。
【設問】
次の文は、P家庭相談員の行った支援に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A このケースを児童相談所に送致するか、このまま当相談室で支援するか検討したが、母親の精神状態が通院によって落ち着いていることが確認できたので、児童相談所と協議して継続支援を行うことにした。
B こうした要支援家庭を支援するために養育支援訪問制度があるので、保健師などによる訪問が必要と考え、その制度による訪問を手配した。
C 母親は就労していなかったため保育所を利用していなかったが、保育所一時預かりやファミリー・サポート・センターの利用を勧めた。
D 夫の育児への協力を引き出すための家族関係の調整を考えたが、家族のプライバシーに踏み込むことになるので、その調整は行わないことにした。
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この過去問の解説 (3件)
01
Aは○です。通院によって落ち着いていることが確認でき、児童相談所との連携もとれており、継続支援を行うことにした点も適切な判断だといえます。
Bも○です。Oさんに必要な制度を紹介することは適切な判断だといえます。
Cも○です。育児ノイローゼへの対応には、一時預かりを紹介することも効果的。適切な判断だといえます。
Dは×です。必要に応じて、家族間の調整をすることも、家庭相談員の役割です。
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02
様々な問題があり、この細かい部分や根本の原因となるところは家庭によっても異なります。一番大切なことは、子どもと保護者にとっていちばん幸せな道を考え抜くことです。
この場合、協力者が極端に少ないことも原因のひとつになっているので、家族間の調整をすることも解決策へと導くことになるかもしれません。
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03
A 適切です。
B 適切です。
C 適切です。
D Oさんの育児疲れは、育児の協力者が少ないということが要因の一つとして考えられます。夫の育児への協力を引き出すなど、家族間の調整を行うことも家族相談員の役割と言えます。
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