保育士の過去問
平成24年(2012年)
小児保健 問78

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問題

保育士試験 平成24年(2012年) 小児保健 問78 (訂正依頼・報告はこちら)

次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
1歳児担当の保育士に園児の母親から次のような訴えがあった。「私は、小さい頃母から殴られて育った。子どもが言うことを聞かないとつい叩いてしまいそうになる。虐待してしまうのではないかと不安になる。」

【設問】
母親への対応として、保育士がまず行うべきものを一つ選びなさい。
  • 母親の話をよく聞く。
  • 保育体験を行い、保育者の子どもへの関わりの様子を知ってもらう。
  • 母親同士の話し合いの場を設定する。
  • 虐待の専門家を紹介する。
  • 母親が一人の時間を持てるように、できるだけ子どもを保育園に預けるように勧める。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解…「1」
何よりも先に思いを訴えてくれた母親の気持ちを考えながら話を聞くことが大切です。
叩いてしまいそうになる、虐待しているのかもということに対して絶対に否定的な言葉かけはせず、常に母親の気持ちを受け止めながら、対策を考え、園長などに相談したり、場合によっては母親の承諾を得て専門家へ相談し一緒に話し、進めていきます。

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02

【正解】 1

厚生労働省『子ども虐待対応の手引き』第3章 1.(4)[2]には、まず「非難や批判をせず、訴えを傾聴する。共に問題を考える姿勢を示し、必要な場合には解決への方法や見通しについて、具体的な助言や指示をする。」 とあります。

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03

正解は1です。

母親の相談に対して、まず保育士がすることとしては「母親の話を聴くこと」です。母親の言葉にじっくりと耳を傾け、気持ちに寄り添い受け止めることが大切です。その時に気を付けるのが、母親の言うことを避難したり批判したりしないことです。そうすることにより、保育士と母親との間に信頼関係が生まれ、子どもや保護者支援がしやすくなります。

参考になった数1