保育士の過去問
平成24年(2012年)
小児保健 問77
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問題
保育士試験 平成24年(2012年) 小児保健 問77 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、乳幼児の養育とその支援に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
- わが国では少子化が進み、出産するまで子どもの世話をしたことのない母親が多くみられるようになってきており、保育士による子育て支援が期待されている。
- 子育て相談の実施や、子育て情報・子育て家庭の交流機会の提供は、保育所に期待される役割である。
- 子どもの発育・発達の知識を得て、わが子を評価することが育児サークルの第一目的である。
- 発育・発達の遅れ、不潔な衣服、無表情、他者への関心が希薄、母子関係が過度に弱いなどは、虐待がある場合にみられることがある。
- 子どもは養育者との満足できる関係の中で、人を信頼する感覚が生まれ、発達する。
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この過去問の解説 (3件)
01
1、2・〇
少子化・核家族化が進み、出産するまで子どもの世話をしたことのない・子どもと関わる経験が少ないまま母親になることが多くみられるようになってきています。これによる母親の育児不安を、保育所の保育士が子育て支援・子育て相談を提供することにより軽減できるよう求められています。
3・✕
育児サークルとは、近所に子育てを共有し合えるママが欲しかったり、子どもに友達を作ってあげたいなどの思いをもった母親たちの集まりであり、わが子を評価することが目的ではありません。
4・〇
虐待は育児放棄のネグレクトが多くみられ、不潔な衣服、何日も同じ服が見られた場合などには特に注意が必要です。
5・〇
子どもは養育者に温かく見守られ、要求を満足させてもらい、心から安心・満足できる関係の中で育つことで、人を信頼する基本的信頼感が生まれ、発達していきます。
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02
1 ○
正しいです。
2 ○
正しいです。
なお、政府は2015年度から「子育て支援員(仮称)」資格を新たに設ける方針を固めました。
3 ×
子育てサークルは、それぞれの地域を拠点として、子育て中の母親などが中心となる様々な活動を通して、子どもの健やかな育ちを促進し、養育者の子育ての不安感や孤独感を緩和することを目的としています。わが子の評価が目的ではありません。
4 ○
虐待の多くはネグレクト(育児放棄)であり、特に発育・発達の遅れ、不潔な衣服などには注意が必要です。
5 ○
正しいです。
養育者から十分な愛情を注がれないと、愛着障害などを引き起こします。
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03
育児サークルは、自分の住む地域で母親同士、父親同士が交流をし、育児に関する悩みや相談を共有したり、子ども同士が関わるきっかけを作ることを目的としています。その中で、子どもの発達・発育の知識を身につけることは大切ですが、自分の子どもを他人と比べて評価することは育児サークルの目的とはされていません。
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