保育士の過去問
平成24年(2012年)
小児保健 問76
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問題
保育士試験 平成24年(2012年) 小児保健 問76 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、子どもの糖尿病に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
- 2型糖尿病は、インスリンの相対的欠乏により生じる代謝異常であり、食事療法と運動療法を行うことが重要である。
- 1型糖尿病は、急激に発症することが多く、インスリンの注射による治療が必須である。
- 1型糖尿病の子どもは、かぜなどをきっかけに発病時のような高血糖状態になることがあるので、主治医にすぐ連絡ができる体制をとっておくことが必要である。
- 2型糖尿病は、診断時、肥満以外ほとんど無症状であるので、無症状の間は治療を必要としない。
- 2型糖尿病も含めて糖尿病は、網膜症、腎機能低下、神経障害などの合併症を発生することが多い。
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この過去問の解説 (3件)
01
糖尿病は大人の病気と考えられがちですが、1型糖尿病は子どもに多くみられます。発症のピークは10~15歳であり、ふつう小児糖尿病という場合、1型糖尿病をさします。
1 ○
2型糖尿病は、インスリンの相対的欠乏により生じる代謝異常ですが、無症状であることが多いです。治療は、食事療法と運動療法を行うことが重要です。
2 ○
1型糖尿病は急激に発症することが多く、インスリン注射による治療が必要です。インスリン依存性糖尿病とも呼ばれています。
3 ○
1型糖尿病では、風邪などで体調を崩したときにストレスホルモンの影響で血糖値が高くなることがあります。
4 ×
初めは無症状であることが多いですが、長期にわたって糖尿病を放置してしまうと、日常生活を送ることが難しくなり命にもかかわってくるので、自覚症状がなくても治療が必要です。
5 ○
糖尿病が原因でよくみられる合併症は、網膜症、腎臓機能低下、神経障害で、これらは糖尿病の三大合併症と呼ばれています。
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02
2型糖尿病は、インスリンの相対的欠乏により生じる代謝異常です。無症状であることが多く気づいた時には症状が進んでしまっているということもあるため、日頃から食生活に注意したり、運動不足にならないようにすることが大切です。また無症状であっても、糖尿病と診断された時は、悪化しないよう治療をする必要があります。
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03
小児糖尿病は今日では1型糖尿病あるいは2型糖尿病言われています。10歳未満で発症する糖尿病は1型糖尿病がほとんどです。急に症状が現れ、肥満でない子が急にやせたり、水をよく飲む、トイレが頻繁になるなどの症状があります。
1・〇
2型糖尿病は、インスリンの相対的欠乏により生じる代謝異常で、無症状のため学校での検尿が年に1回行われます。食事療法と運動療法を行うことが重要です。
2・〇
1型糖尿病は、インスリン分泌の不足により急激に発症することが多く、インスリンの注射による治療が必須です。小児は基本1日に混合型インスリンを2回注射することで対応します。
3・〇
1型糖尿病の子どもは高血糖になり昏睡状態になることがあるので主治医にすぐ連絡ができる体制をとっておくことが必要です。
4・✕
2型糖尿病は、気づいた時にはすでに遅いことがあるので学校での尿検が必要とされています。
5・〇
糖尿病により高血糖の状態を続けると、血管系を中心に様々な障がいがおき、不自由を強いられ、命の危険を伴うことにもなってしまいます。
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