保育士の過去問
平成24年(2012年)
保育原理 問114

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問題

保育士試験 平成24年(2012年) 保育原理 問114 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、「保育所児童保育要録」に関する記述である。適切な記述を〇、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 保育所での子どもの育ちをそれ以降の生活や学びへとつなげていくための資料である。
B 保育所生活を通して子どもが育ってきた過程を振り返り、その姿や発達の状況をとらえ的確に記録する。
C 保育所から直接、就学先の小学校に手渡すことが義務づけられている。
D 保護者との信頼関係を基盤として、保護者の思いを踏まえつつ記載するが、要録が小学校に送付されることについては保護者には伝えない。
E 保育における養護及び教育に関わる5領域の視点を踏まえ、一人一人の子どもの良さや全体像が伝わるよう工夫して記す。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

「保育所児童保育要録」子どもの育ちの連続性の必要性を重視する視点から保育指針の改正時に新たに加えられました。保育要録は、保育所生活を通して子どもが育ってきた過程を振り返り、5領域を踏まえつつ、子どものひとりひとりの良さや全体像が伝わるように工夫して記入します。しかし、子どもの姿や発達の状態をとらえ的確に記入しなければ意味がありません。また、保護者の思いを踏まえつつ記入し、その子の保護者には開示することが好ましいと思われます。保育所での子どもの資料を小学校が受け取ることにより、教師は入学時から子どもの状態を把握しながら接することができるため、より良い関係が築きやすいと思われます。

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02

『保育所保育指針 第4章 保育の計画及び評価(3)指導計画の作成上 特に留意すべき事項 
エ 小学校との連携(イ)子どもに関する情報共有に関して保育所に入所している子どもの就学に際し、市町村の支援の下に子どもの育ちを支えるための資料が保育所から小学校へ送付されるようにすること』となっています。
A.B.Eは適切な答えとなっています。
Cは直接手渡しではなく送付でも良いとなっていますので不適切です。
Dは勿論、保護者にも伝え保育所から小学校へ要録が送付されることは伝えなくてはなりませんので不適切です。
よって○○××○となり選択肢2が正解となります。

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03

正解は2です。

A 適切です。「保育所児童保育要録」は、保育所での子どもの育ちをそれ以降の生活や学びへとつなげていくための資料です。

B 適切です。保育所生活を通して子どもが育ってきた過程を振り返り、その姿や発達の状況をとらえ的確に記録することにより、小学校側に子どもの特性などが伝わりやすくなります。

C 「保育所児童保育要録」は、保育所が小学校に直接手渡すことが義務付けられているわけではありません。郵送でも可能となっています。

D 要録を小学校に送付することは保護者にも伝える必要があります。

E 適切です。保育における養護及び教育に関わる5領域の視点を踏まえ、一人一人の子どもの良さや全体像が伝わるよう工夫して記します。

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