保育士の過去問
平成23年(2011年)
児童福祉 問32

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問題

保育士試験 平成23年(2011年) 児童福祉 問32 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、2005年(平成17)年以降のわが国の保育の動向に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×をした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 保育所入所待機児童は減少傾向にあり、この問題はほとんど解消するに至っている。
B 保育士について、児童の保護者に対する保育に関する指導が業務として加えられた。
C 家庭的保育事業が「児童福祉法」において法定化された。
D 「保育所保育指針」が新たに厚生労働省雇用均等・児童家庭局局長通知として告示された。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 5 です。

1 ×
平成25年4月の厚生労働省の取りまとめによると、待機児童数は保育所定員の増加などによって、3年連続で減少しているものの、いまだ22741人もおり、解消には程遠い状態です。特に3歳未満の低年齢の待機児童が顕著になっています。

2 ×
「児童の保護者に対する保育に関する指導」とは、以前から児童福祉法の中で規定されており、技術的な相談・助言が強調されたものでした。
平成20年の改定後の保育所保育指針には、「保護者に対する支援」という章が独立して設けられ、入所児の保護者、地域の在宅子育て家庭の保護者の両方を視野に入れ、特別保育や相談・助言に限定されない幅広い支援の内容が示されました。

3 ○
「家庭的保育事業」は保育ママとも呼ばれ、保育に欠ける乳幼児を家庭的保育者の居宅等において保育する事業です。平成20年の法改正で、児童福祉法上に制度化されました。

4 ×
「保育所保育指針」は平成20年3月に改訂され、厚生労働大臣による告示として規範性を有するものとなりました。

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02

A.誤り。待機児童は大都市で問題となっており未だ解消しておりません。待機児童・保育士不足などは社会問題にもなっています。

B.誤り。

C.正しい。児童福祉法 第6条 9(家庭的保育事業)に記載されています。

D.誤り。保育所保育指針はH20(2008)に厚生労働省の告示となりました。

よって××○×となり選択肢5が正解となります。

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03

正解は5です。

A 保育所入所待機児童は、自治体によっては増加している場所もあり決して解消には至っていません。保育士の確保や保育場所の確保など、多くの課題が残っています。

B 保育士の業務として「保護者支援」が入りますが、これは保育の指導をしなければいけないということではなく、適切な相談と助言をしていくという意味を持っています。

C 適切です。

D 平成20年に「保育所保育指針」が改訂されました。これを告示したのは厚生労働大臣です。

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