保育士の過去問
平成23年(2011年)
小児栄養 問82
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
保育士試験 平成23年(2011年) 小児栄養 問82 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、「授乳・離乳の支援ガイド」(平成19年:厚生労働省)に示されている咀しゃく機能の発達と食事に関する記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。
A 哺乳反射とは、意思とは関係ない反射的な動きであり、生後4~5か月から少しずつ消え始める。
B 哺乳反射による動きが完全に消失した後に、離乳食を開始する。その時期はおよそ生後5か月になったころが適当である。
C スプーン等の使用は離乳の開始以降でよい。
D 離乳食の開始の頃の食事支援のポイントのひとつとして、赤ちゃんの姿勢を少し後ろに傾けるようにすることがあげられる。
E 7~8か月頃は、やわらかめのものを前歯でかじり取らせるために、丸み(くぼみ)のあるスプーンを使用する。
A 哺乳反射とは、意思とは関係ない反射的な動きであり、生後4~5か月から少しずつ消え始める。
B 哺乳反射による動きが完全に消失した後に、離乳食を開始する。その時期はおよそ生後5か月になったころが適当である。
C スプーン等の使用は離乳の開始以降でよい。
D 離乳食の開始の頃の食事支援のポイントのひとつとして、赤ちゃんの姿勢を少し後ろに傾けるようにすることがあげられる。
E 7~8か月頃は、やわらかめのものを前歯でかじり取らせるために、丸み(くぼみ)のあるスプーンを使用する。
- A B E
- A C D
- A D E
- B C D
- C D E
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
A ○
適切な記述です。
B ×
哺乳反射が完全に消失していなくても、少しずつ随意的に哺乳できるようになってきていれば、離乳を開始して大丈夫です。目安としては、生後5~6か月で、離乳食を始めます。
C ○
適切な記述です。
D ○
適切な記述です。
E ×
7~8か月は、舌でつぶせる固さのものを与える時期です。
参考になった数4
この解説の修正を提案する
02
A ○
哺乳反射は、原始反射のひとつです。
不随意運動で、大脳の発達とともに減少し、
生後5〜7ヶ月頃には消失します。
B ×
哺乳反射が弱まる、
生後5〜6ヶ月ごろに離乳を開始します。
完全に哺乳反射が消失するのは7ヶ月頃です。
C ○
平成19年の「授乳・離乳の支援ガイド」では、
スプーン等の使用は離乳の開始以降でよい、
との記載がありますが、
2019年改訂版には明確な記載がありません。
なお、最近では、授乳の際にもスプーンを
使うことがあります。
D ○
離乳食開始の頃の姿勢についても、
平成19年の「授乳・離乳の支援ガイド」では、
赤ちゃんの姿勢を少し後ろに
傾けるようにするとよい、
との記載がありますが、
2019年改訂版には明確な記載がありません。
なお、一般に、離乳食を与える際は、
姿勢を安定させ、
やや前傾であごを引いた状態にするとともに、
足の裏が床などにつくようにします。
E×
7〜8ヶ月頃では、
舌でつぶせる固さのものを与えます。
スプーンはこの時期までは平らなものを使用します。
丸み(くぼみ)のあるスプーンを使用するのは、
舌で食べ物を歯茎の上に乗せられるようになる、
9〜11ヶ月頃です。
参考になった数1
この解説の修正を提案する
03
Bが×…哺乳反射が完全に消失した後ではなく、哺乳反射の動きが少なくなってくる生後5~6か月頃に離乳を開始します。
Eが×…設問の記述は、9~11か月頃の内容です。7~8か月頃は、舌でつぶせる固さのものを与えます。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問81)へ
平成23年(2011年)問題一覧
次の問題(問83)へ