保育士の過去問
平成23年(2011年)
小児栄養 問81
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問題
保育士試験 平成23年(2011年) 小児栄養 問81 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、乳児の消化機能に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 唾液に含まれる唾液アミラーゼは、でんぷんをショ糖とブドウ糖に分解する酵素である。出生直後では、唾液アミラーゼの酵素活性は低い。
B 乳児の胃に分泌されるリパーゼは、胃酸などの作用で凝固した乳汁中のたんぱく質に働いて、トリペプチドやジペプチドに消化する酵素である。
C 膵液には、糖質、脂肪、たんぱく質を分解する酵素が含まれている。
D 大腸には空腸と回腸の2部から成り、糞便の生成が主な機能である。
A 唾液に含まれる唾液アミラーゼは、でんぷんをショ糖とブドウ糖に分解する酵素である。出生直後では、唾液アミラーゼの酵素活性は低い。
B 乳児の胃に分泌されるリパーゼは、胃酸などの作用で凝固した乳汁中のたんぱく質に働いて、トリペプチドやジペプチドに消化する酵素である。
C 膵液には、糖質、脂肪、たんぱく質を分解する酵素が含まれている。
D 大腸には空腸と回腸の2部から成り、糞便の生成が主な機能である。
- A○ B○ C○ D×
- A○ B○ C× D○
- A○ B× C○ D×
- A× B○ C× D○
- A× B× C○ D×
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この過去問の解説 (3件)
01
A ×
唾液アミラーゼは、でんぷんを「デキストリン」と「麦芽糖(マルトース)」に分解します。
B ×
リパーゼは、膵臓で作られる脂肪分解酵素です。
乳児の胃で分泌される凝乳酵素は、レンニンです。
C ○
適切な記述です。
D ×
十二指腸、空腸、回腸で構成されているのは小腸です。
小腸で主な栄養が吸収され、大腸で糞便が形成されます。
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02
正解は5です
A ×
唾液に含まれるアミラーゼは、
デンプンを麦芽糖(マルトース)や
デキストリンに分解する酵素です。
生後半年くらいで成人に近いくらいに活性化します。
B ×
乳児の胃で分泌される消化酵素は
レンニンやペプシンです。
リパーゼは脂肪を分解する消化酵素で、
膵臓から分泌されます。
C ○
膵液には、糖質を分解するインスリン、
脂肪を分解するリパーゼ、
タンパク質を分解するトリプシンが含まれています。
D ×
空腸と回腸との2つの部分でできている腸は
小腸です。
小腸では栄養分を吸収し、
大腸では水分などを吸収しながら
糞便を形成していきます。
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03
Aが×…唾液中のアミラーゼは、でんぷんをデキストリンと麦芽糖(マルトース)に分解する酵素です。
Bが×…リパーゼは、膵臓中の脂肪分解酵素です。
乳児の胃で分泌されるのは凝乳酵素レンニンです。
Dが×…腸は小腸と大腸に分かれます。十二指腸、空腸、回腸で構成されているのは小腸です。 小腸で消化・吸収されなかった腸内要物は、腸内細菌によって発酵・腐敗作用を受け、大腸で糞便が形成されます。
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