保育士の過去問
平成23年(2011年)
保育原理 問109
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問題
保育士試験 平成23年(2011年) 保育原理 問109 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文のうち、「保育所保育指針」第3章「保育の内容」の(3)「3歳未満児の保育に関わる配慮事項」の一部として適切な記述を一つ選びなさい。
- 排泄の習慣については、特に季節を考慮して寒くなる前までに自立できるようにすること。
- 3歳未満児は探索活動が重要であるが、事故防止を第一にクラス運営することが求められる年齢である。
- 3歳児未満児は自我が育つ年齢であり、子ども間の葛藤が生じるが、子ども自身で問題解決を図るようにすること。
- 情緒の安定を図りながら、子どもの社会性が育つことを重要と考え、子ども同士の関係を第一とすること。
- 担当の保育士が替わる場合には、子どものそれまでの経験や発達過程に留意し、職員間で協力して対応すること。
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この過去問の解説 (3件)
01
1 ×
「保育所保育指針」の「3歳児未満の保育に関わる配慮事項」イによると、「生活の基本的な習慣については、一人一人の状態に応じ、落ち着いた雰囲気の中で行うようにし、子どもが自分でしようとする気持ちを尊重すること」とあります。季節に合わせて自立を促すという記述は、不適切です。
2 ×
「保育所保育指針」の「3歳児未満の保育に関わる配慮事項」ウによると、「探索活動が十分にできるように、事故防止に努めながら活動しやすい環境を整え、全身を使う遊びなど様々な遊びを取り入れること」とあります。「事故防止を第一に」という記述だけでは、不適切となります。
3 ×
「子ども自身で問題解決を図るようにすること」という記述は不適切です。「保育所保育指針」の「3歳児未満の保育に関わる配慮事項」エによると、「子どもの自我の育ちを見守り、その気持ちを受け止めるとともに、保育士等が仲立ちとなって、友達の気持ちや友達との関わり方を丁寧に伝えていくこと」とあり、問題解決には保育士の仲立ちが必要な年齢であることが記されています。
4 ×
「保育所保育指針」の「3歳児未満の保育に関わる配慮事項」オによると、「情緒の安定を図りながら、子どもの自発的な活動を促していくこと」とあります。3歳児未満では社会性や、子ども同士の関係を第一とする段階ではないので、不適切です。
5 ○
適切な記述です(「保育所保育指針」の「3歳児未満の保育に関わる配慮事項」カ)。
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02
他に
・特に感染症にかかりやすい時期であるので、体の状態、機嫌、食欲などの日常の状態の観察を十分に行うとともに、適切な判断に基づく保健的な対応を心がけること。
・食事、排泄、睡眠、衣類の着脱、身の回りを清潔にすることなど、生活に必要な基本的な習慣については、一人一人の状態に応じ、落ち着いた雰囲気の中で行うようにし、子どもが自分でしようとする気持ちを尊重すること。
・探索活動が十分にできるように、事故防止に努めながら活動しやすい環境を整え、全身を使う遊びなど様々な遊びを取り入れること。
・子どもの自我の育ちを見守り、その気持ちを受け止めるとともに、保育士等が仲立ちとなって、友達の気持ちや友達との関わり方を丁寧に伝えていくこと。
・情緒の安定を図りながら、子どもの自発的な活動を促していくこと。
がある。
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03
平成30年の「保育所保育指針」改定に伴い、
「保育の内容」は、第2章となり、
乳児、1歳以上3歳未満児、3歳以上児の
3つに分けて記載されています。
1 ×
排泄の習慣については、
季節に関する記述はありません。
2 ×
探索行動が豊かな感覚や感性を
促していくことに留意し、
安全で活動しやすい環境を整えることを
求めています。
3 ×
この時期は自我の育つ時期であり、
子どもたちに葛藤が生じたとき、
状況に応じた具体的な対処の仕方を伝え、
自ら考えてみようとする気持ちを
育むことが大切です。
4 ×
この時期の子どもは、
身近な保育士等との愛着を起点に
少しずつ自分の世界を広げていく段階です。
5 ○
担当の保育士が替わる場合には、
子どものそれまでの経験
(乳児については生育歴)や
発達過程に留意し、
職員間で協力して対応することが大切です。
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